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【2022年5月トレード収支】スキャルパー同士のサバイバルマッチはもう始まっている!

2022年
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2022年5月のトレード収支

  • スキャルピング +51pips

2022年5月は431回トレードして203勝228敗、+51pipsでした。

結果(獲得pipsや収益額)についてはそれなりに満足していますが、トレード内容については色々不満が残りました。

不満点については後ほどじっくり説明するとして、とりあえず5月の詳細な成績をまとめておきます。

  • 203勝228敗、勝率47.1%
  • +51pips
  • ペイオフレシオ 1.364
  • 運用資金に対する最大損失の割合 1%以下

バルサラの破産確率・・・0%

※下記リンク記事にバルサラの破産確率の説明、および破産確率表を記載してあります。ちにみにバルサラの破産確率が1%を超えると危険だと言われています。

 

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スプレッドを広げてスキャルピングがやりづらくなっている

ここ最近の記事で愚痴のように書いていますが、FX業者によるスプレッド拡大傾向が止まりません。

スキャルピング(特に秒スキャ)という手法は利幅が狭いので、スプレッドコストの割合が大きく、スプレッドの拡大はトータル損益に大きな影響を与えます。

スプレッド拡大と言えば、これまで重要指標発表前後や要人発言によって為替相場が乱高下したときに発生する、という感じでしたが、数年前からちょっとボラが大きくなったタイミングや何でもないようなタイミングでもスプレッドが広がる場面が明らかに増えています。

このことは私が使っているFX業者だけでなく、多くのFX業者で同じ傾向にあるようで、スキャルピングをやっている人ならやりづらさを感じている人は多いと思います。

 

厄介なのは、スキャルピング視点で大きく跳ねそうなポイントでスプレッドを広げているだけでなく、損切りするタイミングでも一瞬スプレッドを広げることがあること。

スキャルピングをやるユーザーを排除したい、というFX業者の強い意志を感じる一方、順張りスキャルピングにおけるエントリーポイントの正しさを教えてもらっているような気もしますし、ちょっと複雑な気持ちにもなったりします。

いずれにしても、損益に関してプラスになる要素は一切なく、たとえプラス収支であっても利益分を削られれていることは間違いありませんし、スプレッド拡大によりトレードを見送った分の機会損失もあることから、この点だけは大きく不満が残りますね。

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今後もスプレッド拡大は続くのか?

そもそも、何故FX業者はスプレッドを広げるようになったのでしょうか?

FX業者のオフィシャルな回答を引用すれば「サーバーに負荷を与えるから」となりますが、これはあくまで表向きな理由であって、本当の意図は別のところにあると思います。

国内FX業者の大半はDD方式(Dealing Desk、相対取引)を採用しており、NDD方式(Non Dealing Desk、インターバンク直結)のように我々の注文のすべてをインターバンクでカバー取引をするわけではありません。

DD方式の場合、マリー(marry)と言って顧客が注文した持ち高を相殺し、偏ったポジションに関してのみカバー取引を行います。このとき、秒スキャのように高速売買を繰り返されると、カバー取引が間に合わず、結果としてFX業者が顧客の注文をそのまま引き受けることになります。

カバーしきれなかった注文が顧客のマイナスで終わってくれれば、それはFX業者の利益になりますが、顧客のプラスになってしまう場合、それはFX業者の損失になってしまいます。

これらのことを整理すると、カバーできないスキャルピングによる注文が顧客のマイナスであれば、FX業者は収益増となりますので、喜んでサーバーを増強し、顧客に対しスキャルピングを勧めるはずなんですが、実際は違います(=基本的にFX業者はスキャルピングを嫌う)。

これはカバーできないスキャルピングによる注文が顧客のプラス=FX業者のマイナスになっていることを示しているからです。

 

DD方式を採用するFX業者の収益は「カバー取引による収益」「スプレッド」によって成り立っていますが、スキャルピングによって「カバー取引による収益」が減るようであれば、もう一つの収益であるスプレッドを広げて利益を上乗せするとともに、スキャルピングをやる顧客を減らすようにするのは当然の措置ですからね。

本来ならスプレッドを一律引き上げたいのがFX業者の本音だと思いますが、スプレッドの小ささは顧客獲得の重要なアピールポイントでもありますし、「スキャルパーは減らしたいけど、それ以外の顧客には留まって欲しい」ことを実現するためにピコピコとスプレッドを広げることは、FX業者から見れば苦肉の策と言ったところなのでしょう。

 

結論としては、「勝てるスキャルパーが多くいる限り、このような状況は続く」と言わざるを得ません。現状の環境に嫌気をさしたり勝てなくなったりして、スキャルパーが減るまでは改善することはないでしょうね。

ただ、ある程度実績を積んだスキャルパーはそう簡単に脱落しないと思いますし、そういった人ほどロットを増やしているはずですので(私もその一人ですが)、小さなロットで運用しがちな経験の浅い顧客がドロップアウトしたところで大勢に影響ないでしょう。最後まで残るのが大きなロットで運用するヘビーユーザーだとすれば、結局のところ、この状況が改善する見込みは少ないと思いますけどね。

そう考えると、目先の目標としては「今行われている、スキャルパー同士のサバイバルマッチを生き残る」とになり、より繊細なトレーディングが求められることは間違いありません。

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6月の展望

ファンダメンタルズ的には大きな変更はなく日米金利差はこれからも広がる一方ですが、市場はそれを織り込んでいますので、難しい局面に入っています。

アメリカは過熱したインフレを抑え込むために金融引き締めをやっている訳ですが、これによって企業業績が落ち、時間の経過とともに雇用が悪くなっていくでしょう。それに敏感に反応したのが株式市場であり、株式市場から引き揚げたお金が債券市場に流れる、といったパターンが5月はよく見られました。

今後もそういった流れになると思いますが、スキャルピングをやる上では細かいノイズに惑わされないよう、大局的な目で相場を見なくてはいけないと考えています。

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