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【話せない】場面緘黙症は遺伝?兄弟・姉妹も同じ症状なの?

場面緘黙
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みなさんは場面緘黙症を知っていますか?

場面緘黙症とは、家では普通に話すことが出来るのに、ある特定の場面や場所、状況では話すことが出来なくなる症状のこと

私の息子・コウタローが場面緘黙症だと分かったのが幼稚園の年中のとき。

それからコウタローをサポートするため、ライフスタイルを変化させつつ症状改善を模索する日々が続きましたが、コウタローが小学校6年生になるころには学校で発言・発表できるまで改善しました。その後、面接やグループ討論という試験を乗り越え公立中高一貫校に合格。卒業式における「卒業生別れの言葉」も立派に発表し、成長した姿を家族に見せてくれました。

場面緘黙症の発症率は200人に1人程度だと言われており、場面緘黙症で悩んでいる方やその親御さんも多いと思われます。そのような方に少しでも参考になればと思い、場面緘黙症に関することや取り組んできたことなどをご紹介します。

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場面緘黙症は遺伝なの?

場面緘黙児は非常に抑制的な気質を持っていることが多くです。それゆえ、

場面緘黙症は遺伝なの?兄弟・姉妹も同じ症状になるの?

と疑問に感じたり、心配する人もいるのではないでしょうか。

この記事では、そのような方に向けて

  • 場面緘黙症は遺伝なのか?
  • 場面緘目児の兄弟、姉妹も同じ症状(場面緘黙症)になるのか?

について、我が家の場合を例に挙げつつ説明したいと思います。

 

遺伝の可能性を排除できない

「場面緘黙症は遺伝なのか?」

実はこの答えを出すのは非常に難しく、場面緘黙症に限らず障害と遺伝との因果関係は現在進行形で研究されています。

場面緘黙症になった要因を抑制的な気質に求めるなら、「遺伝の可能性を排除できない」と言えるでしょう。気質や性格といった性質は遺伝子の影響を無視できませんからね。

その一方、気質や性格に関わる遺伝子が親から子に伝わるときは、父親と母親からそれれぞれ半分ずつランダムに伝わり、両親のいずれとも異なる組み合わせが生まれます。

つまり、遺伝子の影響を受けるといっても、どちらかの親と同じ遺伝子要素になるわけではないのです。

結論として、今のところ場面緘黙症と遺伝の関係は医学的に立証されていることではなく、あくまで「遺伝の可能性を排除できない」というレベルに留めておくべきでしょう。

場面緘目児の兄弟・姉妹は?

これは先程説明した「場面緘黙症と遺伝の関係」から考えると以下のようになります。

兄弟・姉妹も場面緘黙症になる可能性はあるが、必ずしもそうではない

ただし、環境要因による影響が強い場合、同じ環境で過ごす兄弟・姉妹に対する可能性が高まるかもしれません。

我が家の場合

我が家には、場面緘黙症の長男のコウタロー、妹(長女)、弟(二男)の3人の子供がいますが、3人とも気質や性格は異なります。

だからか分かりませんが、長女と二男は場面緘黙症ではありません。

長女は抑制的な気質を感じさせる一面があるものの、抑制した分は必ず発散するタイプです。「園や学校では良い子を演じている代わりに、家ではワガママ」的な感じで。

性格的には何事にも興味を示す一方、飽きやすく移り気。やるべきことは一生懸命やりますが、やらなくてよいことをやってしまう面も。

園や学校では活発なタイプだと認識されており、学年代表として発表する生徒に選ばれることがよくあります。

 

二男は抑制的な気質は全く持ち合わせておらず、どんな場面でも緊張感がありません。

コウタローと長女は幼稚園の入園式で緊張していましたが、二男は全く緊張していませんでした。

幼稚園の入園式などほとんどの子が不安そうな顔をしているのに、二男だけは周りを見渡してニヤリとしたり常に笑顔でニコニコ。私と妻は別な意味で『大丈夫だろうか・・・』と思いましたよ(笑)

性格的には3人の中で二男が最も社交的であり、どんな場面でも自然体です。

良くも悪くも安定感がありますので、園や学校ではしっかり者だと思われているようです。それゆえ二男も学年代表として発表する生徒によく選ばれます。

このように、我が家では兄妹ごとの気質や性格はバラバラであり、全員が場面緘黙症になるわけではありません。

 

最後に

「場面緘黙症は遺伝なのか?」これは場面緘黙症の子を持つ親なら誰でも思うことです。

しかし、このことについて深く考える必要はないと私は思っています。

と言うのも、深く考えたところで何かが解決するわけではありませんし、行き着くところは、

「場面緘黙症は遺伝」⇒ 親のせい・・・

「場面緘黙症は遺伝でなない」⇒ 親の育て方が悪い・・・

といった、ネガティブなことしかありません。このような考えは、きっとあなたを悩まさせるでしょう。

「覆せないこと」や「過去のこと」に悩むくらいなら、これからのお子さんの将来であったり、症状緩和についての深く考える方がよっぽど建設的です。

根本的な原因を知ろうとすることは自然なことですが、私たちは研究者でなく親。

今やるべきことは、お子さんに寄り添いながら社会的場面に対する不安を払拭することだと私は思います。

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