初めてエアコンクリーニングをジョーシンに頼んでみました。
エアコンクリーニングってどうなの?効果あるの?
こんな疑問をお持ちの方も多いと思います。注文や手続きが面倒くさく感じますし、料金も決して安くありませんからね。
と言うわけで、実際にエアコンクリーニングをやってもらった感想を正直に書きたいと思います。エアコンクリーニングを検討している方の参考になれば幸いです。
- エアコンの使用状況とエアコンクリーニングを頼もうと決心した経緯
- ジョーシンwebでエアコンクリーニングを頼む方法と流れ
- 日程
- 作業内容
- 作業時間
- 料金
- 効果
この記事の目次
エアコンの使用状況
我が家には合計7台のエアコンがありますが、そのうち2台のエアコンをクリーニングしてもらいました。内訳は以下の通りです。
- フィルター自動清掃機能付き、ダイキン製(9年使用)、リビングで使用
- フィルター自動清掃機能無し、パナソニック製(10年使用)、寝室で使用
- エアコンは夏場に冷房として使うだけ。冬場は全く使用せず
- エアコン掃除は1ヵ月~2ヵ月毎にフィルター清掃をやる程度
- 業者にエアコンクリーニングを依頼するのは初めて
エアコンクリーニングを検討したきっかけは、ダイキン製のエアコンからカビ臭さを感じたからです。
ジョーシンwebでエアコンクリーニングを頼む方法と流れ
エアコンクリーニングを請け負っている業者はいくつかありますが、何となく注文しやすいジョーシンにお願いすることにしました。作業内容もサイトで分かり易く説明してありますし。
ジョーシンは店舗でもエアコンクリーニングを受け付けてくれますが、webの方が楽ですのでジョーシンwebで注文しました。注文方法は普通のネット購入と同じ手順です。希望するサービスをカートに入れて決済するだけ。
ジョーシンは以下のサービスがあります。
- 室内機のみ、フィルター自動清掃機能付き、1台目(16,300円)
- 室内機のみ、フィルター自動清掃機能付き、2台目以降(14,800円)
- 室内機のみ、フィルター自動清掃機能無し、1台目(11,300円)
- 室内機のみ、フィルター自動清掃機能無し、2台目以降(9,800円)
- 室内機+室外機、フィルター自動清掃機能付き、1台目(19,300円)
- 室内機+室外機、フィルター自動清掃機能付き、2台目以降(17,800円)
- 室内機+室外機、フィルター自動清掃機能無し、1台目(14,300円)
- 室内機+室外機、フィルター自動清掃機能無し、2台目以降(12,800円)
(注:価格は時期やキャンペーンの有無によって変わり、上記価格は2024年のものです。また、別途追加料金が必要になるエアコンもあります)
これらをまとめると、以下のようになります。
フィルター自動清掃機能の有無で5,000円もの差額が発生し、コストに対するインパクトが強い要素となっています。室外機のクリーニングはそこまで高くありませんが、室外機のクリーニングは必要性をあまり感じなかったので(自分でもできる)、今回は頼みませんでした。
ここで、ジョーシンwebで注文した場合の流れをご紹介します。全体の流れとしては、以下のようになります。
↓
「ジョーシンから日程決めの電話が来る」(当日)
↓
「実際にクリーニングを行う下請け業者から訪問時間の電話が来る」(作業日前日)
↓
「当日にクリーニング実施」
これらについて、もう少し細かく説明します。
ジョーシンwebで注文
注文方法は先程説明した通りですが、このときに希望日を第1希望~第3希望まで入力します。ただ、この段階での希望日は、あくまで希望であり決定ではありません。また、訪問時間の希望もできません。
注文画面上の希望日は3日後から可能ですが、時期や下請け業者の予定次第で大幅にずれますので、参考程度に留めておきましょう。以下で説明しますが、正式な日程決めは改めてジョーシンから電話が来ます。
私は4日後、5日後、6日後で希望を出しました。
ジョーシンから日程決めの電話が来る(当日)
ジョーシンwebで注文したのが11時(午前)でしたが、早速13時にジョーシンから日程決めの電話が来ました。メチャクチャ早い!電話はジョーシンwebのアカウントに登録してある電話番号に掛かってきました。
ジョーシンから提案された日程ですが、web注文から26日後以降とのことでした。思ったより遅い日程でしたが、これは発注時期によって変わると思います。私が頼んだのは5月(クリーニング実施日は6月)だったのですが、各社キャンペーンを打ち出す時期ですし、エアコンが本格稼働する前にクリーニングを頼む人が多そうですので、混み合う時期だったかもしれません。
また、この電話では作業日が決まるだけで、作業を開始する時刻は未定となります。作業開始時刻の指定もできません。この後、実際にクリーニング作業を行う下請け業者から電話が来るのですが、この時に訪問時間を知らされます。我が家は何時でも構わなかったので問題ありませんでしたが、このシステムは若干いまいちな気がします。
私はweb注文から27日目をクリーニング実施日に決めました。
下請け業者から訪問予定時刻の電話が来る
実際にエアコンクリーニングをする業者(下請け業者)から訪問予定時刻の連絡(電話)が来るのですが、それが来たのは作業日前日の17時。あまりにギリギリだったので、正直忘れているじゃないかと冷や冷やしましたよ(汗)
いくらなんでも直前に予定を決めてる訳じゃないでしょうし、もっと早い段階で訪問予定時刻は決定してるはず。であれば、もう少し早い段階で連絡してもらいたいです。
訪問予定時刻は11時~12時で、当日は当日は11時丁度に来られました。注文からクリーニング当日までの流れをまとめておきますね。
- ジョーシンwebからエアコンクリーニングをネット注文
- ジョーシンから作業日時に関する電話あり(注文から3時間後)
- 作業日は注文から26日目以降を提案される(作業日は注文から27日目に決定)
- 下請け業者から訪問時間に関する電話あり(注文から26日目)
- 訪問予定時刻11時~12時に決定(作業時間は2時間前後とのこと)
- 作業日当日の11時、下請け業者到着(注文から27日目)
作業内容
実際に作業を担当した業者は「おそうじ本舗」さんで、男性1名、女性1名の計2名で来られました。どちらも気さくな方で、ずっと見学していた私に対し嫌な顔は一切せず、かつ私が投げかけた多くの質問にも丁寧に答えて頂けました。
作業内容は「本体カバーを外す」「本体を養生」「専用機材で高圧洗浄」と一般的な内容です。当然、床の養生や本体カバーの洗浄も行います。作業は2人一組で行い、一人が本体を高圧洗浄している間に、もう一人が本体カバーを外で綺麗にする、って感じです(立水栓はお貸ししました)。
ちなみに、我が家のエアコンは約10年使っている割には綺麗だとおっしゃっていました。フィルター掃除くらいしかやっていなかったのですが、使用頻度が影響してるんでしょうね。我が家のエアコンは夏しか使いませんから。
また、設置場所によっても汚れ方は違うそうです。ダイニングやキッチンに設置してあるエアコンは油汚れも混ざりますので、より酷い状態になるとおっしゃっていました。
ちなみに、我が家のエアコンを洗い流した水はこんな感じ・・・↓↓↓
業者さん曰く「これは綺麗な方ですよ」とのこと。本当に?と思いましたが、エアコンがもっと汚れていると、この水が墨汁みたいに真っ黒になるそうです。怖い・・・
クリーニング作業が終わると外したパーツを元に戻し(各パーツも綺麗にしてくれます)、暖房運転で内部を乾かします。その後に冷房運転の動作チェックをして作業完了。
エアコンクリーニング後はカビ臭さは一切なくなりました♪
作業時間
作業時間は1台あたり1時間かからないくらいです。11時過ぎから作業を開始し、13時過ぎには帰られましたからね。作業時間については、業者さんから色々なお話を頂けました。作業時間に影響を与える要素は「場所」「機種」だそうです。
【場所】
場所とはエアコンが設置してある場所のこと。戸建てやマンション・アパートでも違いますし、同じ戸建てでも、1Fと2Fではかかる作業時間は変わります。作業道具の出し入れ、本体カバーの洗浄を行う際のアクセスが違いますからね。また、エアコン周辺にどうしても動かせない家具があったりすると養生に時間がかかったりします。
我が家の場合、クリーニングを頼んだエアコンは共に1Fでしたし、周辺の家具・家電はあらかじめ移動させ、すぐに作業が出来る状態にしておきました。それに加え、エアコン近くに掃き出し窓があり、そこから出入りしてもらいました。ですので、業者さんからも「非常に作業しやすかったです」と言われました。
【機種】
エアコンの機種によっても作業時間が変わるそうです。当たり前ですが、フィルター自動清掃機能がある機種は時間がかかります。料金にも反映されていますしね。
業者さん曰く、パナソニック製と日立製でフィルター自動清掃機能が付いているタイプは時間がかかるそうです。もちろん機種の世代にもよると思いますが、あくまで今現在の話ということで。
料金
今回、ジョーシンに頼んだクリーニング料金は26,100円です(2台分)。
- 室内機のみ、フィルター自動清掃機能付き、1台目(16,300円)
- 室内機のみ、フィルター自動清掃機能無し、2台目(9,800円)
この料金はメジャーなクリーニング業者の中では安い方ですし、得られた効果を考えると満足しています。ただ、今回ジョーシンの下請け業者が「おそうじ本舗」だったから良かった、と言える可能性もあります。
であれば、おそうじ本舗に直接頼むことも選択肢のひとつ。というわけで、ジョーシンとおそうじ本舗を比較してみたいと思います。
ジョーシンとおそうじ本舗の比較
ジョーシンとおそうじ本舗について、「クリーニング」「日程」「料金」を比較してみると、以下のようになります。もう少し詳しく見てみましょう。
ジョーシン | お掃除本舗 | |
クリーニング | オプション無し | オプション有り |
日程 | 日付OK、時間NG | 日付OK、時間OK |
料金 | 安い | ジョーシンより高い |
クリーニング比較
基本的なクリーニング内容はどちらも同じですが、オプション設定の有無に違いがあります。おそうじ本舗は以下のオプションを追加することが可能です。
- 完全分解洗浄(+8,800円)
- 防カビチタンコーティング(+3,300円)
- 室外機クリーニング(+5,500円)
- 防虫キャップ(+1,100円)
- エコ洗浄(+1,100円)
- スチーム除菌(+1,100円)
※上記価格は2024年5月のもの
ジョーシンは「室外機クリーニング」のみ選べますが(+3,000円)、その他のオプションは存在しません。特に、「完全分解洗浄」はドレンパンと送風ファンを取り外してクリーニングしますので、一般的なクリーニングでは届かない箇所も綺麗にしてくれます。
オプションに対して魅力を感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、必要なければ頼まなければいい話なので、ユーザー的には選択肢が多い方がありがたいですね。
日程
ジョーシンの場合、作業日こそ選べるものの、作業開始時刻を指定することはできません。それに対してお掃除本舗の場合、作業日だけでなく作業開始時刻も指定することが可能になっています。この点はおそうじ本舗の方が優れていますね。
料金
料金はジョーシンの方が安く、比べると以下のようになります。※価格は2024年5月のもの
■室内機のみ、フィルター自動清掃機能付き、1台目
- ジョーシン 16,300円
- おそうじ本舗 20,900円
■室内機のみ、フィルター自動清掃機能無し、1台目
- ジョーシン 11,300円
- おそうじ本舗 12,100円
う~ん、結構な差がありますね。これらの金額は時期によってはキャンペーン等で変動しますが、基本的にはおそうじ本舗の方が高くなります。特に、フィルター自動清掃機能有りだと差額が4,600円もありますので、おそうじ本舗の方が28%も価格が高いです(逆に言えば、フィルター自動清掃機能無しなら、差額は800円で済む!)。
ただし、おそうじ本舗は値引き交渉が可能です。クリーニングをやってもる時期や多くの台数を頼むなどすれば、意外と大きな値引きを引き出せる可能性はあります。地域差なんかももあると思いますが、気になる人は一度電話で相談してみることをおススメします。
結論
結論としては、以下のようになります。
- きめ細かいクリーニングを求める場合や、作業時間をあらかじめ決めたい場合は「おそうじ本譜」
- コストを抑えつつ、大手の安心感を得たいなら「ジョーシン」
あと、これは個人的な感想ですが、作業をする人の安心感は「おそうじ本舗」かなと思っています。ジョーシンの場合は毎回同じ下請け業者が来るとは限りません。ですので、下請け業者の当たりハズレのリスクはどうしても発生してしまいます。
おそうじ本舗もリスクがゼロというわけではありませんが、今回の我が家のように、感じの良い方であれば、「次回から安心して頼める」という気持ちになりますし、それは大きな利点だと思います。見知らぬ人を家に上げることは、それなりにストレスがかかりますし、一度得た安心感は大きいんですよね。
その一方、持ち家であればエアコン台数も多くなりますので、それなりの出費になってしまいます。1台だけならまだしも、台数が多くなれば多くなるほどコスト面は無視できなくなりますし、ジョーシンがいくら下請け業者に委託してると言っても、クリーニング基準等は徹底しているはずですから、あからさまに酷い下請け業者にあたる可能性は低いと思われます。
コスト面だけを追求すればジョーシンより安い業者もありますし、結局のところ選択肢は多いです。どこに頼もうかな?と迷っている方は、「何に価値を求め、何に重きを置くか」を明確にしておいた方がいいと思いますよ。
エアコンクリーニングをDIYでやる選択肢もある
エアコンクリーニングのコストを極限まで抑えたければDIYでやる選択肢も出てきます。必要となる道具や洗浄剤はネットで調べれば出てきますし、電気製品を分解することに抵抗のない人なら出来ると思います。
DIYでやるメリットとデメリットを書き出すとこんな感じでしょうか。
【メリット】
- コストが安く済む
- 日程や時間を自由に決められる
- 業者に頼む手間がいらない
- 見ず知らずの人(業者)を家に入れずに済む
【デメリット】
- 初期投資がかかる(クリーニング用品の購入費用)
- クリーニング用品の保管、収納が必要
- クリーニングの手間(時間がかかる)
- 万が一、故障したときに保証がない
- 掃除後の後始末が面倒
DIYでやろうとするとイニシャルコストやランニングコストがそこそこかかるものの、業者に頼む費用を考えれば簡単にペイできます。日程や時間も自由に決められますし、DIYでやるメリットは大きいです。
その一方、作業の手間はもちろんのこと、クリーニング用品の管理・収納・準備・片付けといった労力も発生しますので非常に面倒くさい・・・
エアコンを壊してしまうリスクもありますし、この辺は一長一短ですね。その労力を楽しめる人、削減できるコストに高い価値を感じる人であればDIYも悪くない選択肢だと思いますが、そうでないなら業者に頼んだ方がいいような気がします。
まとめ
初めてエアコンクリーニングを頼みましたが、評価としては「コストがかかったが、カビ臭さが消え、総じて満足」となりました。
ただ、今後はどのような頻度でエアコンクリーニングをすべきか?という問題があります。頻度が多い方が良いのは当たり前ですが、それなりにコストがかかりますからね。
今回、我が家のエアコンクリーニングを担当してくれた方に聞いてみたところ、「1年~2年くらいに1回はした方がいいですね」と一般的な答えでした。ただ、その方は「自分の家は2年に1回、自分でしますが」とおっしゃっていました。
加えて「フィルター自動清掃機能が有る機種は絶対買いませんね~」ともおっしゃっていました。これは私も同意見ですね。フィルター自動清掃機能は単にフィルターを掃除してくれる機能であり、最も掃除をしてほしい内部フィンはやってくれません。フィルターの掃除は自分でやるなら全く必要ありませんし、フィルター自動清掃機能が必要となるのは「簡単に掃除できないような場所に設置するエアコン」くらいじゃないですかね。
フィルター自動清掃機能が有ると、その機能が故障することもありますし、そうなるとエアコンの基本機能が使えても「エアコン故障」となり、修理の手間や余計な出費に迫られます。内部フィンのカビ増殖を防ぐ(完全には無理だが)「内部クリーン機能」は必須ですが、これは廉価機種にも付いていることが多いですしね。結局、価格の高いフラッグシップ機を買うより、フィルター自動清掃機能の付いていない普及機を早いサイクルで交換する方が良いと思います。
エアコンクリーニングの頻度に関しては、財布と相談しつつ
- 2年くらい(最短)
- カビ臭くなったら(最長)
くらいかなと個人的には思っています。