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夏休みのプール開放、保護者監視員は大変
私の子供が通う小学校も夏休みに入り、同時にプール開放もはじまりました。
私が小学生の頃は毎日のようにプール開放があったと記憶していますが、今は7日間くらいしかないんですよね。
私の子供が通っている小学校ではPTA役員が保護者監視員を担当し、1日の保護者監視員は6人程で、それに先生1名が加わります。
夏休み中に保護者監視員として学校に行く回数は1回で良いので、日数的な負担はさほどではありません。とは言え、プールサイドは結構暑いですし、監視員も楽じゃありません。
プールサイドって何となく涼しそうなイメージがありますが、水面は眩しいし、常に太陽に照らされているので、すごく暑いんですよね。
ホント、ボーっとしていると熱中症になってしまいそうなレベルですよ。
監視員の最大の役割は子供の命を守ることです。
私も監視員を担当したことがありますが、ちょっと考えさせられる出来事があったので、その辺を絡めてお話したいと思います。
うちの学校で監視員になった場合
うちの学校ではPTA役員になった時点で、その年の夏休みに保護者監視員としてプール開放に行くことになります。
その準備として、救急法講習会の参加が義務付けられます。
救急法講習会では、
・事故が起こったときの対応の仕方
・AEDの使い方
・マウストゥマウスのやり方
・心臓マッサージのやり方
などを教わるんですね。
プール開放日は保護者6名と先生1名で監視することになるのですが、保護者6人の場所も決めておき、監視するブロックを決めておきます。
あと、監視員がいつでもプールに飛び込むことが出来るように、服の中に水着を着用することも決められています。
一応、やるべきことは一通りやっているんじゃないですかね。
用事があるといって途中で帰ったママさん監視員
私が監視員を担当したときの話です。
この日も暑く、プールに入っている子供たちをうらやましく監視員を務めていました。
プール開放の時間は1時間半くらいなんですが、残り30分になったところで、同じ監視員のあるママさんが途中で帰られたんですね。
後で理由を聞くと『中学生の子供の、面談がある』とのことでした。
まぁ、まっとうな用事ですし、仕事の休みを取っているなら1日で済みますから、プール開放と面談を同じ日にしたい気持ちも分かります。
でも、それならもっと違うやり方があるんじゃないかと思うんです。
プール監視員が1人減ることにより、その人が担当していた監視エリアを誰かがカバーしなくてはいけません。
その分、監視が薄くなるのは明らかです。
しかも前もって連絡してくれれば、その人が抜けた時間は先生を増員してもらうとか対応できたかもしれませんが、いきなりだったので、残った監視員でカバーする方法しか取れませんでした。
そもそも、監視員の予定日と子供の面談日っていきなり決まったわけじゃないですよね?
だったら、どちらかの日をずらすとか、時間がバッティングしないように調整するとかするのが『大人の対応』だと思いません?
結局、このママさんは監視員の役割の重要さを理解していない・・・と言うか、軽く見ているような気がしました。
やる気の無いママさん連中・・・
プール監視員は見た目より、ずっとハードで大変な仕事です。暑さとの戦いもありますし、何より子供の安全を守る存在ですから。
そういったことを理解していないママさんって結構いるんですよね。
自分の持ち場を離れて、おしゃべりに夢中になっていたりすることもしばしば見られます。子供たちの様子を見てるんでしょうが、注意力は全然薄い。
そもそもプール開放は1年生から6年生まで来るので、どうしても小さい子供って見辛いんですよね。
体も大きく、動きも大きい子は嫌でも目に入ってきますが、体が小さく動きも少ない子はボーっとしていては目に入ってきません。
むしろ注意が必要なのはこういった体の小さい子なんです。
あと、最初からプールに飛び込むが気がないママさんも多い。
別に水着を着て無くてもプールに入れるので、
私、水着なんか着てこなかったわ!
なって言っていても、好きにすれば良いと私は勝手に思っています。
でも、明らかにプールに入る気が無いような格好をしている人はどうかと思いますよ。
ネックレスやブレスレットなんか要らないでしょ?
それとも安物だから、プールに入れても良いものなんでしょうか?
まさか、いちいち外してプールに飛び込まないよね?
あと、水中で泳げそうも無い格好をしている人もいます。
日焼け防止のため、重ね着し過ぎな人。
ジーンズなど重く、汗で脱ぎ辛いズボンをはいている人。
中には、
私、泳げないからプールには入られない!
と最初からプールに入ることを放棄しているバカ親もいます。別に泳げなくても、プールに入ってやるべきことはあるだろうと。
監視員を罰ゲームくらいにしか思っていないんでしょうね。
プール開放時の事故って誰の責任?
うちの学校では、プール開放の主催は『PTA』です。同じような学校も多いんじゃないでしょうか?
どこが主催でプール開放を行っているか知らない保護者は結構多いんですよね。プール開放って聞くだけで、勝手に学校行事=学校主催だと思ってしまうみたいな。
下手をすると、PTA会長・副会長を含めた幹部連中すら知らないケースもあるくらいです。
事故が起こったとき、責任の所在は当然『主催側』にあります。
こういった事実を説明しない(もしくは、理解不足で説明できない)運営サイド(PTA)も悪いと思います。万が一、事故が起こったとき思いもよらない賠償責任が発生してからでは遅いんです。
ただ難しいのは、うちの学校のように保護者が監視員を担当する場合、そこまで強い責任感を押し付けるのも無理だということです。そもそもPTAは任意加入のがボランティアですしね。
本来は、プール監視員の役目と責任を理解してもらった上で、PTAに加入するか、加入しないかを選択してもらわなくてはいけないのに、詳しい説明なく、ほぼ強制加入になっているPTAの現状は絶対におかしいです。
※この辺のPTA事情についてはいつか記事で触れたいと思います。
学校によっては、お金を払って監視員を外部委託する場合もありますし、プール開放を中止する学校もあります。
この辺は、どれもメリット・デメリットがあるので難しいですね。
別にプール開放はいらないと思うが・・・
プール開放って、運営サイドだけでなく子供を送り出す親も大変です。
・毎日のようにプールへ通うと、洗濯や準備が面倒。
・低学年であれば登下校が不安で、親が送迎する。
・今年のような酷暑だと高学年でも熱中症が心配で、結局、親が送迎。
・登下校は複数人でいく場合など、親が『いつ・どこで・だれ』が集合するのか、親同士が調整する必要があったりする。
・プール事故が無いか心配する。
など、手間や心配事が増えてしまいます。
親からすると『別にプール開放なんか無くても構わない』と思う人も多いんじゃないでしょうか?
少なくとも私はそう思っています。
まぁ、子供にとっては友達とプールでワイワイ遊べますから楽しいでしょうし、良い点もあるんでしょうけど。
何だかんだ言いながら、毎日のように友達と楽しそうにプール開放に行く子供を見ると、複雑な気持ちになってしまいますけどね。