架空発注疑惑の政治家
ようやく子供たちの夏休みが終わり、新学期に入りました。
なんだかんだ言って、バタバタした夏休みでした。
今年は家族旅行に行かなかったので、日程に余裕があると思っていましたが、地域行事にもれなく参加したこともあり、宿題を進めるのが遅くなった感じです。
お盆明けは、子供の宿題をチェックしながら、ニュースやワイドショーを見る機会が多かったです。
今、どこぞの市議が架空発注したのでは?と話題になっていますね。
この市議、元アイドル歌手の国会議員と不倫したとかしないとかで注目されていました。
ハッキリ言って、不倫の話は全く興味ありません。
でも、架空請求は税金が絡む話なので、話は別です。
つい先日、この市議が釈明会見をしているのをテレビで見ました。ちょっと気になることがいくつかあったんですね。
普通、配布する枚数を想定して発注しませんか?
多少、手元に残しておく分を考慮しても、4万枚も破棄するなんて、コスト意識が無さすぎですね。
現段階では、架空請求疑惑が事実かどうか判りませんので、単に言い訳かもしれません。
でも、つっこみどころ満載の言い訳はどうなんでしょうね。
これはこれで問題だと思わないんでしょうかね。
Workをしない政治家
私が最も気になったのは、以下のコメントです。
仕事は『Labor』と『Work』に分けられます。
簡単に説明すると、
Labor・・・単純作業、命令されてする作業
Work・・・自ら考え、計画を立て、実行する作業
となります。
これ、私がエンジニア時代に上司がよく言っていたんですよね。
『Laborでなく、Workをするように!』と。
市議の話に戻りますが、仮に上記コメントが本当だとして、ビラ配りが彼の仕事なんでしょうか?
一般人より高い報酬を貰っていることを理解しているのでしょうか?
ビラ配りが深夜・早朝でなく、日中に行い、地域住民と直接ふれあい、生の声を聞いたり、自分の考えている政策を理解してもらうための手段として、ビラ配りを自らするならわかります。
でも、誰の目にも触れない時間に行うのは、『ビラ配り』という単純作業=Laborなんですよね。
このコメントも、言い訳をするための作り話の可能性もあります。
でも、たとえ本当の話であっても、議員として自覚が無いと突っ込まれても仕方が無いと思います。
どこかのセコイ元政治家みたいに、『法に触れていない!』とアピールしたいだけかもしれませんが、単純作業のビラ配りに精を出す政治家なんぞ、給料泥棒みたいなものです。
これらのコメントだけでも、政治家として無能さを露呈していると思いますよ。
釈明した内容が本当でも、『私はコストを無駄遣いしている政治家です』と言っているようなものですからね。
Workをしない政治家なんて必要ないとおもいませんか?
釈明が本当の話でも政治家の資質が問われ、嘘なら架空請求で犯罪となるなんてアホみたいですね。
野球もLaborでは成長しない
野球でもLobor的な練習をする選手は意外に多いです。
端からみると真面目に頑張っているように見えますが、なかなか上達しないんです。
言い方を替えると、努力の方法が悪い。
バッティングが苦手なのに、バッティングの理屈を考えることをせず、ひたすら筋トレしてパワーをつけようとする人。
監督・コーチが言っていることを『ただ鵜呑み』にし、自分の中で理解しきれていない人。
色々なパターンがありますが、こういった人は努力量の割には上達が遅い傾向があります。
これは、努力の方向性の問題じゃないんです。
この結果、成果が出なくても成功に近づいているんです。
成果が出なかった理由を再び考え、まだ練習量が足りないのか?考え方が違ったのか?を精査することによって、次へ繋がるのです。
でも、自ら考えずに努力した結果成功しても、成功した理由が分からないので、次に壁にぶつかったときに、なかなか乗り越えられない。
自ら考えずに努力した結果失敗したら、他人のせいにしたり、自分には才能がないなどと言い訳をしてしまいます。
Laborみたいな頑張り方は、正直『楽』なんです。
走ったり、筋トレを継続することは確かに大変です。でも、本当にその練習が技術の習得に繋がっているのか考えていなければ、意味がありません。
その先の技術的なことに頭を悩ますことなく、飛躍的に技術が向上することはないんです。
自分なりでよいから、技術的な理屈を考えた結果、ランニングなり筋トレが必要だと思えばやれば良いと思います。
同じ内容の練習でも、中身は天と地ほど違います。
仕事だけでなく、勉強でも運動でもLaborしか出来ないと上達は遅くなりますし、Workする人との差はどんどん開いていくと思いますよ。