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【話せない】場面緘黙症の子供に寄り添う親の生き方。振り返れば思い出がいっぱい!

場面緘黙
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みなさんは場面緘黙症を知っていますか?

場面緘黙症とは、家では普通に話すことが出来るのに、ある特定の場面や場所、状況では話すことが出来なくなる症状のこと

私の息子・コウタローが場面緘黙症だと分かったのが幼稚園の年中のとき。

それからコウタローをサポートするため、ライフスタイルを変化させつつ症状改善を模索する日々が続きましたが、コウタローが小学校6年生になるころには学校で発言・発表できるまで改善しました。その後、面接やグループ討論という試験を乗り越え公立中高一貫校に合格。卒業式における「卒業生別れの言葉」も立派に発表し、成長した姿を家族に見せてくれました。

場面緘黙症の発症率は200人に1人程度だと言われており、場面緘黙症で悩んでいる方やその親御さんも多いと思われます。そのような方に少しでも参考になればと思い、場面緘黙症に関することや取り組んできたことなどをご紹介します。

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場面緘黙症の子供に寄り添う親の生き方

子供が場面緘黙症の場合、それ相応の支援が必要になりますから親は大変です。

ある程度時間がかかることですし、支援を続けていくためには親のライフスタイルを見直す必要が生じる可能性もあります。

そうなると、

子供の症状を改善したいけど、先が見えないから怖い・・・

と思う人もいますよね。

子供の将来、家族の生活・・・

色々な意味で先が見えなくなりがちです。

そこで、この記事では経験者の立場から場面緘黙症の子供に寄り添う親の生き方についてお話しようと思います。

 

場面緘黙症の子供に対する先見性

私は息子・コウタローの場面緘黙症が分かったとき、私の同級生(A君)が場面緘黙症だったことを思い出しました。

A君の存在は記事「【話せない】場面緘黙症の症状や特徴まとめ。根本的な原因とは?」でも触れましたが、彼と私は保育園・小学校・中学校と一緒に過ごしました。

中学を卒業までにA君の症状は「全く話さない」から「返事はできる」くらいまで変化はしましたが、学校生活に影響ないレベルまで改善したとは言えません。

彼とは別々の高校に進みましたが、数年後友人から「A君は高校でしゃべってるみたいだよ」と聞かされ大変驚いた記憶があります。

何せ小さい頃から一緒に過ごしてきて、私はA君が話している姿をほとんど見ていませんからね。

 

それから十数年後、私の息子・コウタローが場面緘黙症と分かってから、私の中ではA君が場面緘黙症の症状に対するバロメーターになったと同時に、私に2つの情報を与えてくれました。

  • 場面緘黙症だからと言って、一生話せないわけではない
  • 場面緘黙症は一朝一夕に症状が改善するものではない

前者は私にとって希望でしたし、後者はこれから待ち受ける苦難と言えました。しかし先が全く見通せない状態ではなく、これをどう生かすかは親(私と妻)次第だと考えたのです。

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症状改善対策を教育に組み込む

親にとって子供に対する教育とは何でしょうか?

基本的な生活習慣、基本的倫理観、人との関わり、自尊心や自立心、知識や教養、運動能力・・・

色々ありますが、結局は

生活能力(自分の力を生かして社会を生き抜く)を身につける

ことに行き着きます。そして、それは場面緘黙児でも同じです。

しかし、逆に言えば『生活能力があれば、話せなくても構わない』とも言えるんですよね。

昔と違ってインターネットがこれだけ普及した今、「話さなくてもよい職業」は沢山存在します。それでも話せなければ「筆談」もあります。

結局、人が生きていくうえで『話すこと』は必須ではないんですよ。

 

こう考えると、場面緘黙症の子供に対し「話をすることを強要する」ことに全く意味は無いんですよね。

生活能力を身につける過程で、場面緘目児が「話をしたい」「自分の気持ちを会話で伝えたい」と感じてくれたらそれでいいんです。

その欲求が社会的場面の不安に勝ったとき、きっと話せるようになりますから。

このことを理解すれば、「話をさせること」だけを目的とせず、子供の教育に症状改善策を組み込ませる発想が生まれてきます。

振り返れば思い出がいっぱい!

コウタローが幼稚園の年長になるタイミングで、私はそれまで勤めていた会社を退職し、コウタローに寄り添いながら支援をすることに決めました。

運動や勉強が苦手だと学校が嫌いになるかもしれませんので、天気がよい日は出来るだけ公園に連れて行き体を使った遊びをさせました。

当時、まだ2歳の長女(コウタローの妹)を三輪車に乗せて公園に行くのですが、帰る頃になると疲れて寝てしまうので、いつもおんぶ紐は必須。

長女をおんぶしながら乗る人がいなくなった三輪車を片手で持ち、あまった片手でコウタローと手を繋ぎ自宅に帰りますが、もうヘトヘト。

 

幼稚園では療育、小学校では通級の送り迎えがありました。

いつもクラス前まで迎えに行きますので、いつの間にか幼稚園や学校の先生と親しくなります。

幼稚園にしろ小学校にしろ、『長女や二男の担任の先生って誰だったかな?』という状態になりますが、コウタローの担任の先生は今でもすべて覚えていますからね。

 

我が家はコウタローを含め3人の子供がいますが(コウタローとその妹の長女、弟の二男)、当然それぞれの思い出がありますし、それは現在進行形です。

しかし、その中でもコウタローとの思い出の方がいっぱい残るんですよね。

それだけ苦労しているとも言えますが、親としてはかけがえのない時間を過ごせたと思っています。

あとで笑い話になるさ・・・

そう信じて目の前のお子さんと『今』を一緒に過ごすことは、あなたにとってこの上ない『親の生き方』になるはずです。

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