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【話せない】場面緘目児の習い事でのトラブル。正直、学校より対応が難しい・・・

場面緘黙
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みなさんは場面緘黙症を知っていますか?

場面緘黙症とは、家では普通に話すことが出来るのに、ある特定の場面や場所、状況では話すことが出来なくなる症状のこと

私の息子・コウタローが場面緘黙症だと分かったのが幼稚園の年中のとき。

それからコウタローをサポートするため、ライフスタイルを変化させつつ症状改善を模索する日々が続きましたが、コウタローが小学校6年生になるころには学校で発言・発表できるまで改善しました。その後、面接やグループ討論という試験を乗り越え公立中高一貫校に合格。卒業式における「卒業生別れの言葉」も立派に発表し、成長した姿を家族に見せてくれました。

場面緘黙症の発症率は200人に1人程度だと言われており、場面緘黙症で悩んでいる方やその親御さんも多いと思われます。そのような方に少しでも参考になればと思い、場面緘黙症に関することや取り組んできたことなどをご紹介します。

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習い事でのトラブル

場面緘目児は特定の場所で話すことができませんから、当然「主張」することもできません。

そのため、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。

学校でのトラブルに関しては、記事「話せないと学校でトラブルに巻き込まれることも!場面緘黙児にありがちなトラブルとは?」で私の息子・コウタローの例を挙げて説明しましたが、これは習い事でも同じことが言えます。

そして、正直、学校より対応が難しいと感じています。

この記事ではコウタローの例を挙げて、場面緘目児にありがちな習い事でのトラブルについてお話したいと思います。

 

スイミングスクールでのトラブル

コウタローが小学校2年のとき、スイミングスクールでの出来事です。

私はいつもの通り見学していたのですが、珍しくコウタローがコーチに叱責されていました。と言うか、幼稚園の年中からスイミングスクールに通い始めたコウタローですが、コーチに叱責されることは初めてだったと思います。

一言、二言では収まらず、コーチは何やら長々と話していたようですが、見学席では当然聞こえません。コーチの様子を見ると、身振り手振りしていた訳ではないので、技術的な要素による叱責ではないと感じました。

恐らく、コーチが言っていることに対して返事をしないので「ちゃんと聞いているのか!」的な叱責だったと思います。

その後のコウタローはシクシクと泣いており、頻繁にゴーグルを外して目を拭っていました。

 

スポーツ系の習い事において、こういう光景は決して珍しくないでしょう。もちろん賛否ありますけどね。

私は小学生から大学までずっと野球をやっていましたから、その辺の事情は理解しているつもりですが、個人的には小学生に過剰な叱責は全く不要だと思っています。

もちろん、他の子の迷惑になるようなことをやったりしていれば話は別ですが。

この件に関して、コーチが

小学生にもなって返事ひとつできないのか!

と叱責したとしても不思議ではありません。そもそもコウタローが場面緘黙症であることなど告げていませんから。

学校より対応が難しい

このようなケースにおいて、正直、学校より対応が難しいと感じました。そもそも、学校ならコウタローが場面緘黙症だと告げていますからね。

習い事でこのようなケースの対応方法としては、

  • 場面緘黙症を告げた上で通う
  • 多少の不都合があっても、場面緘黙症を告げずに通う
  • 辞める

の3パターンあります。

学校のように長時間過ごす環境であれば、場面緘黙症のことを告げた方が良いと思います。でも、そこまで長い時間を過ごすわけではない習い事となるとちょっと微妙。

そういったことを告げやすい習い事と、告げにくい習い事ってありますしね。

正直、大人数が通っているスイミングスクールでは告げにくい習い事だと思います。どこもそうだと思いますが、コーチ1人に対して大人数の子供を見ていますからね。

また、「多少の不都合があっても、場面緘黙症を告げずに通う」は注意が必要です。子供に限界が来てしまえば、場面緘黙症に悪影響を与える可能性があるからです。

 

スイミングスクールへの対応

結局、この件に関しては様子を見ることにしました。

そして、以下の方針を立てました。

  • このようなことが何度もあるようであれば、スイミングスクールにコウタローの場面緘黙症を告げる
  • その前に、どうしてもコウタローがスイミングスクールを嫌がるようになるようなら、潔く辞める

理由が何であれ、嫌がってまでやる習い事などないと考えていますし、そもそもスポーツって楽しめないなら上手くなりません。

四泳法をマスターするレベルなら私でも教えることは出来ます(ちなみに私は小学生のときはバタフライの選手でもありました)。

もちろん、私が教えるとなると手間とコストがかかるので避けたい所ですが、ワーストケースは想定しておかなくてはいけませんからね。

結論としては、このようなケースはこれ一回きりだったので、コウタローは小学校卒業までスイミングスクールに通いました。

一番楽なパターンに落ち着いたわけですが、親にしてみれば様々なパターンを想定することは結構大変です。

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最後に

場面緘目児はその特性上、どうしてもコミュニケーションの問題が生じてしまいます

あまりコミュニケーションが必要とされない習い事であるスイミングスクールですら、そのような問題が発生しましたからね。

そういった点では個別指導系の習い事の方が楽かもしれません。決まった人としか会わないので、最初から場面緘黙症のことを説明しやすいですしね。

場面緘目児は他人に迷惑をかけるトラブルメーカーにはなりにくいですが、話さないことによる誤解を受けることはあります。

お子さんが楽しんで習い事に通っているなら、理解してもらえるように説明することがベストだと思いますし、お子さんが楽しんでいないなら習い事を無理に続けるメリットは少ない思います。

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