みなさんは場面緘黙症を知っていますか?
私の息子・コウタローが場面緘黙症だと分かったのが幼稚園の年中のとき。
それからコウタローをサポートするため、ライフスタイルを変化させつつ症状改善を模索する日々が続きましたが、コウタローが小学校6年生になるころには学校で発言・発表できるまで改善しました。その後、面接やグループ討論という試験を乗り越え公立中高一貫校に合格。卒業式における「卒業生別れの言葉」も立派に発表し、成長した姿を家族に見せてくれました。
場面緘黙症の発症率は200人に1人程度だと言われており、場面緘黙症で悩んでいる方やその親御さんも多いと思われます。そのような方に少しでも参考になればと思い、場面緘黙症に関することや取り組んできたことなどをご紹介します。
場面緘目児は友達ができるの?
場面緘目児は自ら話しかけることができなたいため、どうしても心配になるのが友達関係。
とりわけ通っている小学校で「友達ができるのか?」と心配になる親御さんも多いと思います。何だかんだいって、子供には楽しく学校に通って欲しいですからね。
この記事では私の息子・コウタローの例を挙げつつ、「場面緘目児は友達ができるのか?」など友人関係についてお話したいと思います。
経験上「友達はできる」と言えます!
私はこれまでの人生で2人の場面緘目児と関わりを持ちました。一人は息子のコウタロー。もう一人は、私の小・中学校の同級生だったA君。
ここでは、
- 場面緘目児の親
- 場面緘目児の同級生
の視点からそれぞれお話したいと思います。
コウタローの場合
コウタローが小学校に入学したとき、同級生約60人に対し知っていたのは幼馴染の子だけ。残りの子は全員初対面でした。
コウタローが通っていた幼稚園から、その小学校に入学したのがコウタローだけだったからです。
そんな状態だったので、すぐにクラスのみんなには興味を持たれていました。しかし、話さないコウタローの様子を見るうちに興味から好奇の目に変わったようです。
「ねぇ、どうしてしゃべらないの?」
そういった質問が飛び交うようになり、悪い意味で注目される存在になりました。
それでも声をかけてくれる同級生がいたおかげで、一人ぼっちになっていることは少なかったです。
小学校に入学して1ヶ月後に遠足があったのですが、遠くからこっそり見ていると友達とじゃれあって歩いているコウタローを見ることができました。
普段の学校生活のことを先生に聞いてみると、友達が休み時間にコウタローを誘って一緒に遊ぶことが多いと言っていました。それを聞いて、少しホッとした記憶があります。
小学校1年生くらいだとみんな一緒になって遊ぶことが多いですし、自分から話すことはできなくてもそれなりに友達の輪が広がるものなんですよね。
私の同級生A君の場合
次に、場面緘黙症だった同級生のA君の友人関係についてお話します。
場面緘目児を見る目は、親の立場と同級生の立場では全然違うと思っています。
ハッキリ言って、そこまで気になりません!
同級生が場面緘黙症でもただ単に「話せない人なんだ」と思うだけで、それ以上のことは何も思いませんでしたね。
もちろん話せない理由は気になりましたけど、それも最初だけ。長い付き合いになると、正直どうでもよくなります。
なので、近くにいれば普通に遊んだりしましたし、それは他の同級生たちも同じでしたよ。
私とA君は家が遠かったので放課後に一緒に遊ぶことは少なかったのですが、近所の同級生は普通に遊んでいました。私も数こそ少ないものの、何度か一緒に遊びましたし。
A君は決して一人ぼっちではありませんでしたし、仲の良い友達がいたことは間違いないです。
結論として、場面緘目児と言えど友達はそれなりにできますし、一人ぼっちになるケースは稀だと思います。
子供って群れたがりますし、話せないなりに上手く付き合えるんですよね。
子供は思っているタフ
親が学校での子供を見る機会は、学校行事や授業参観日くらいしかありません。
そこで見る子供の様子って普段とは違うことが多いんですよね。場面緘目児は特に。知らない大人が沢山いるので警戒心が強くなり、いつも以上に硬くなることが多いんですよ。
私はコウタローの普段の様子が見たくて、よく下校のときや遠足などを遠くから見たりしていました。
そこでみる姿は学校行事や授業参観で見る姿とは違うんですよ。明らかにリラックスしている。
そう考えると、子供は大人が考えるよりタフなんだと思います。だからこそ、話せなくても友達の輪が自然とできると。
すべての場面緘目児に当てはまるわけではありませんが、友達関係はそれなりに心配しなくても大丈夫なケースが多いと思いますよ。
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