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【2022年3月トレード収支】口座凍結を恐れずにぶっこ抜きにいった結果・・・

2022年
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2022年3月のトレード収支

  • スキャルピング +188pips

2022年3月は405回トレードして208勝197敗、+188pipsでした。

3月28日、日銀が10年国債等を0.25%で無制限に買い入れる指値オペを一定期間にわたり行う「連続指値オペ」を発表。ドル円相場は300pipsも上昇し、一時125円を超える展開になりました。

スキャルピングをメイン手法としている私にとっては願ってもない展開であり、この日だけで130pipsの利益を確保。

順張りスキャルパーにとって、300pip程度の動きで130pipsも取れることなど普通はあり得ないのですが、今回はある確信をもってぶっこ抜きにいきました。

その「確信」とは、大相場に対しスキャルピングで利益をあげるために必要なスキルな一つなのですが、それは記事後半で説明したいと思います。

3月の詳細な成績をまとめたものを以下に記します。

  • 208勝197敗、勝率51.4%
  • +188pips
  • ペイオフレシオ 1.645
  • 運用資金に対する最大損失の割合 1%以下

バルサラの破産確率・・・0%

※下記リンク記事にバルサラの破産確率の説明、および破産確率表を記載してあります。ちにみにバルサラの破産確率が1%を超えると危険だと言われています。

 

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「円安を是正しろ!」と言う人は金融政策を理解していない

ドル円レートが125円まで進んだことから、「円安を是正しろ」「日銀は金利を上げるべきだ」「物価高が進むだろ」なんて声が聞こえてきます。

普段から為替相場を見ていない人ならいざ知らず、メディアに出てるエコノミストまでそんなことを言っており、金融政策をいまいち理解していないように感じます。

「円安を是正しろ」って言うけど、いつから日本は固定相場制になったんですかね?経済が停滞している日本がこの局面で、変動相場制のメリットである金融政策の裁量の範囲を狭めてどうすんの!って思いますよw

 

インフレが進んでいるアメリカが金利を上げて金融引き締めを行うことは、マクロ経済的に当然のこと。一方日本は今だデフレ状態。日本がインフレ状態だと勘違いしている人は「物価」と「個別価格」をごちゃまぜにしているからです。

物価を取り扱う場合、コアコアCPI(生鮮食品及びエネルギーを除く消費者物価指数)で判断するのが一般的であり、最新のコアコアCPI(二月分、2022年3月14日に総務省が発表)は今だ-1.0%となっていますからね。

そもそも日本は、GDPギャップ(総供給と総需要の差)を埋めるような財政政策をやっていませんので、慢性的に総需要が低い状態が続いています。そのような環境では物価が上がりにくいんですよ。確かに原油価格や作物価格の上昇はありますが、それを価格転嫁できる企業は限られています。なぜなら需要が低いから。原材料費高騰を価格転嫁できなければ賃金上昇を見込めず、結果として物価が上がらないのです。

結論としては、多少の物価上昇は許容し、総需要対策として雇用を増やすためにマネタリーベースを増やす政策(=金融緩和)を日銀はとっており、それは今後も継続します。多少の物価上昇とはインフレターゲットのことであり、別に物価上昇を最初から目的としている訳ではないのです。

 

口座凍結を恐れなかった理由と大相場で為替レート以外にチェックすべきもの

昔からスキャルピングをやっている人なら、リスクのひとつとして「口座凍結」が思い浮かぶと思います。私は7年前からスキャルピングをやっていますが、当時は「口座を凍結された」なんて話をよく聞きました。そういった経験から、昔から私は日にある程度利益が出ると、それ以上はセーブしてトレードをやめることにしていました。

今は「スキャルピングOK」なんてFX会社もありますが、それはスキャルピング対策をやっているからです。スキャルピング対策とは、大きくレートが動いているときにスプレッドを機械的に上げる、約定レートを滑らせる、サーバーを強化したりすることです。サーバー強化は我々トレーダーには直接関係ありませんが、スプレッド拡大や約定レートの滑りは収益に対し直接影響を与えるので無視できない項目です。

その中でもスプレッドの拡大方法はFX会社でも違いますし、同じFX会社でも状況とともに変わっていくものです。大相場になればなるほどスプレッドが拡大する場面が増えますが、そのFX会社の特徴をしっかりつかんでおくことが重要なのです。

私がメインで使っているFX会社の場合、

  • 大きく動いた初日はスプレッド拡大は控えめ
  • 二日目以降はたとえ動いていなくても動きそうな場面でスプレッドが拡大
  • スプレッド拡大には方向性がある(上昇局面でレートが急激に下げってもスプレッドが広がりにくい)

という特徴が数年前から固定されており、二日目以降はトレードしにくい状況となることが目に見ていました。さらに、こういった対策を打っている以上、ある程度のスキャルピングを容認していると考えられます。

これらを根拠に、私は口座凍結を恐れずに思いっきりぶっこ抜きにいったという訳です。

 

あと、このような大相場になるとチャートにばかり目が行きますが、もうひとつチェックすべき重要項目があります。

それはスプレッドの広さ拡大するタイミングです。

多かれ少なかれ相場が動けばスプレッドは拡大するのは当然。スキャルピングをやるならある程度は許容しなければなりません。その許容度とスプレッドが開くときの広さとタイミングを頭に入れ、想定の範囲内でトレードしなくていけません。

10pipsの利益を狙ってるのに、スプレッドが10pipsも開いたら勝負にならないでしょ?

FX会社によっては、発注画面までいかないと正確なスプレッドが表示されないこともあるので、エントリーしないタイミングでも定期的にチェックすることをおすすめします。特にロットによってスプレッドが異なるFX会社の場合、スプレッドの広がり方も違ったりするので、その辺も注意が必要です。

スキャルピングという手法はFX会社との相性もありますので、今まで使えたFX会社が明日から使えない状況に追い込まれることだってあるんです。実際、私は一回FX会社を変えていますし。

そのFX会社は約定に強く、最初のうちは滑ったとしても顧客の有利なレートで約定されていました。最初はスキャルピング天国だったのですが、いつの間にかそれは廃止に。追い打ちをかけるようにスプレッドが拡大する局面では、長時間拡大したスプレッドが収まらない仕様になり、さすがに使い続けるのは不可能だと判断しました。

このようにFX会社のさじ加減ひとつで、勝てたり勝てなくなったりするのがスキャルピングの特徴でもありますので、我々トレーダーは敏感になる必要があるのです。

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