野球における脇役~審判編~

野球
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野球の審判

今年も野球シーズンが始まりました。

私はバタバタした3月を過ごしていましたので、あっという間に、この時期が来た感じがあります。

 

WBC(ワールドベースボールクラシック)に始まり、春の甲子園プロ野球開幕と一気に球春到来といった感じですね。

 

その中でも、WBCは注目して見ていましたが、惜しくも準決勝敗退という結果で終りました。

準決勝で負けるまでは負け無しだったのですが、対戦相手アメリカの投手陣は強固でしたね。

この試合では、リプレー検証が多かったのが話題になりました。

いくつか判定が覆るケースも多かったですね。

 

野球では、投手のストライク・ボールを判定する主審と各塁のアウト・セーフを判定する塁審がいます。

野球経験者であれば審判を経験した人も多いのではないでしょうか?

学生野球(特に高校野球や大学野球)においては、練習試合で選手が担当することが多いと思います。

また、野球の経験が無い方でも、自分の子供が少年野球をやっている場合、審判講習会を受けた上で審判をやる人もいると思います。

 

審判も専門の方や素人の方でも人間ですので、ミスもあればクセもあります。

今回は、そんな野球の審判について書きたいと思います。

 

審判のクセ

審判のクセはプロ・アマ問わずあると思います。野球の場合は主に主審ですね。

私はキャッチャーでしたので審判のクセも頭に入れる必要がありました。

先発ピッチャーも気にしていました。主審によってストライクゾーンが違うからです。

 

学生野球ではストライクゾーンは広めだと思っています。

社会人野球やプロを経験してないので比較できませんが、ベースから外れているボールでもストライクになりやすいですね。

審判のクセにもよりますが右バッターが打席に入っているときは、左バッターボックスのラインまではストライクだったイメージがあります。

 

ただ、これは専門の人の場合であって、練習試合などで選手が主審が務めるとストライクゾーンは狭くなります。

厳密に言うと、選手の方がストライクゾーンがルールに正確かもしれません。

 

学生野球において、あまりストライクゾーンを厳密してしまうと、フォアボールが多くなりグダグダな試合が多くなることが予想されます。

それを避けるために、ストライクゾーンをあえて広めにしていると思っています(合っているか分かりませんが・・・)。

 

不公平な判定をする審判は存在する

プロ野球でも誤審はつきものですが、片方のチームに有利な判定が続くことがありますね。

学生野球の場合はそのようなことは少なく、フェアな判定が多いと思われる人が多いと思いますが、決してそのようなことはありません。

 

私も高校時代にあからさまな不公平な判定を受けた経験があります。

 

ある大会での出来事です。確か2回戦か3回戦だったと思います。

試合球場は相手チームの地元でした。

その地域は昔から高校野球が強い地域で、応援にも力が入っていました。

 

試合前日に監督からチームミーティングで

相手の地元だから、雰囲気に飲まれないように注意すること!

と言われていました。

 

しかし、チームミーティングとは別にバッテリーだけを呼び、

審判によっては不利な判定をされることがあるから、気を切らさないで粘り強く攻めるように

とアドバイスを受けました

 

『そんなことがあるのか?』と気楽に構えていた私でしたが、試合当日に現実を知ることになります。

 

一回の表裏が終った段階で不公平な判定だと確信しました。

ストライクゾーンがあからさまに違うのです。

私の野球人生で一番狭かったです。

 

言い過ぎかもしれませんが、

ど真ん中付近以外は全てボール

のような感じです。

 

それでも最初は『審判のクセ』だと思い、相手も同じ条件なので特に不公平だと思いませんでした。

 

しかし自分の打席のときに、違和感を感じました。

明らかにストライクゾーンが違うことに気付いたのです。

結果、初回の攻防を終えた段階で、昨日監督から言われた言葉を思い出しました。

ここからは相手チームだけでなく主審とも戦うことになります。

と言っても、主審をどうこう出来ないわけですから不利な状況は覆せません。

 

相手チームも次第に状況を理解し始め、バットを振らなくなりました。

するとフォアボール連発となり、苦し紛れに投げる甘い球を痛打される最悪なパターンになりました。

 

兎に角、ストライクがとれないので、打つ手が無いんですよね。

ど真ん中に投げて、相手がミスショットをするのを待つだけなんです。

私の高校の監督も審判の判定に一切文句を言わない人でしたが、この異常な状況は別だったようです。

 

序盤から私にボールのコースを確認するようになりました。

ベンチから見ていると高低のストライクゾーンから外れている・いないは分かりますが、コース(左右)は分かりませんからね。

 

試合中盤になり、ついにベンチを飛び出して主審にクレーム(厳密には、ストライクゾーンをどう外れているかを主審に聞いていた)をつけました。

 

監督が主審にこういった行動を取ったのはこれっきりです。

後にも先にも見たことがありません。

それほど異常な試合状況だったんですよね。

 

試合は序盤に大量失点をしてしまって苦しい展開になり、後半追い上げを見せましたが最終的には僅差で逃げ切られ、私の高校は敗退しました。

なんともやりきれない試合だったので、今でも記憶に残っています。

 

審判も人間

普通は試合中に審判と選手が話をすることはありませんが、キャッチャーと主審は少し勝手が違います。

イニングの合間の投球練習後に些細な話をする場合もあります。

 

ホームランを打った後の守備では『さっきはナイスバッティングだったね~』とか言われたこともあります。

 

夏の大会では炎天下の中、攻防を続ける選手に『もう少しだから頑張れよ』など声をかけてくれる審判もいました。

 

練習試合では見逃し三振のコールをした後、キャッチャーの私に『今の判定は厳しかったかなぁ?』と聞いてくる審判もいて、私も『そうですね、さっきまではボールでしたよ』と出来るだけ正直に答えていた記憶があります。

 

プロ野球でもビデオによるリプレー検証が導入されつつあります。

ファンからすれば、可能な限りフェアな判定を求めますし、選手も生活をかけている以上、ファン以上にフェアな判定を望んでいると思います。

そういった意味では時代のニーズに対応しているとも言えます。

私も判定にはフェアであるべきであり、ルールがあるなら厳密にやるべきだと思います。

将来的にはストライク・ボール判定もセンサーなどで瞬時に機械が判定する時代が来るかもしれませんね。

 

その一方、グランドに立つ審判がいなくなった場合、選手からすれば寂しいと思わないかな?と感じます。

プロ野球は兎も角、学生野球の審判は手当てが出るといっても微々たるものであり、ボランティアに近いんです。

ですので、審判をやっている方は大の野球好きが多いんですよね。

そのような方がグランドに立てない日が来ることは、完全なフェアな判定と引き換えとはいえ、私が選手なら少し寂しいような気持ちになると思います。