FXでトレードするにあたり『メンタルは大事だ!』と言われることが多いと思います。
『メンタルが弱い』とは、以下を指すことが多いのではないでしょうか?
・負けが続き、冷静にトレードできない。
・利伸ばしが我慢できず、早く利食いしてしまう。
・損失を受け入れることが出来ず、損切りが出来ない。
・デモだと勝てたが、リアルでは勝てない。
などなど。
私も当然、経験しました。気持ちは痛いほど、よく分かります。
でもメンタルって強くなるんでしょうか?
この記事の目次
私のメンタル
私は自分自身、メンタルが弱いと思っています。
とは言っても、他の人と比較できないので、実際のところ分かりませんが。
でも、『平常心が大事』と言っても、利益が続けば嬉しいし、損が続けば悔しい気持ちはあります。完全にフラットな気持ちではいられません。
特に、私のスキャルピングは大損を避けられる反面、連敗が続くこともあります。
昔は微損が重なると、金額が減る悔しさよりも、トレードを否定されているような絶望感みたいなものが生まれることがありました。
メンタルが崩れかけているな、と感じる瞬間です。
メンタルが崩れない工夫
メンタルが弱いと相場で勝てないんでしょうか?
私はそうは考えていません。
弱いことを自認しているなら、
と考えています。
私が普段、メンタルが崩れないように実践していることを書きたいと思います。
連敗が続いたら、一旦トレードを止める
連敗が続き、損失が大きくなってくれば『取り返したい』という気持ちが強くなるのは、誰でも同じです。
でも、連敗が続くには理由があるはずですよね?
・たまたま運が悪いだけ
・相場環境が、自分の手法と合っていない
まず、これらのことを整理する必要があります。
それらを客観的に整理した上で、合理的なエントリーの理由があれば入るし、見つからなかったらエントリーしません。
重要なのは、『損を取り返すこと』がエントリーの理由になっていないことです。
連敗後にエントリーする条件は、今よりも強い動意のみ
これは相場の取捨選択が出来なかったことを認識して、次のトレードに備えるってことです。
スキャルピングで連敗すること自体、エントリーすべき相場でなかったんだ、と考えています。
逆に言えば、スキャルピングはすんなり利益が上がる状況だからこそ、優位性がある訳です。
だからこそ、連敗している相場では『もう入らない』と決め、もっと有利な相場環境を見つけ出すことに重きを置きます。
子供の世話(育児・教育)をしているときは、トレードしない。
相場環境に関わらず、優先すべきことがある状況ではベストな結果が出なくて当然です。
そんな状況で、自分の置かれた環境を負けた理由にしても意味はありません。
相場は私の私情など考慮してくれませんし、後で泣き言を言っても誰も助けてくれません。
体調が悪いときはトレードをしない。
上と同じことですね。
自分が不利な状況で勝負する必要はありませんし、相場が手加減してくれる訳じゃありません。
連勝・大勝後のエントリー条件は、今より強い動意のみ
これは連勝後に陥る罠みないなものを避けるためです。
例えば、ある日のトレードで+30pips取っているとします。
その後のトレードで+10pipsまで利益を減らしてしまった。
こういう時の心理状況って人それぞれではないでしょうか?
+30pipsの利益があったのに、+10pipsに減ってしまった・・・
トータルでプラスなので良し!
私は、そのときの状況(直近の成績など)で感じ方は変わりますが、メンタルを保つために、その日のトレードはあっさり止めてしまうことが多いです。
やっぱりプラスからマイナスへ転落するとダメージも大きいですし、メンタルが崩れそうになるのは目に見えていますから。
メンタルを強くするには
私は、『メンタルは強く出来ない』とは思っていません。
自分なりにトレードの優位性を見つけて、実践して経験を積みます。
そこから、数多くの成功体験をし、
このトレードをやり続ければトータルではプラスになる
と思えれば、自信が生まれます。
そうなれば一貫性のある行動がとれ、結果的にメンタルも強くなると考えています。
ここに書いた記事(『『心技体』を教育に活用する』)と同じ考え方です。

簡単に言えば、高い技術力があれば、メンタルも安定するってことです。
逆に言えばメンタルを強くしたけば、理論と経験に裏づけされた高い技術力を持てば良い。
私も決して高い技術力を持っているではないので、あらゆる相場に対応することは出来ません。
だからこそ、自分が出来るトレードが優位になる場面だけを狙っていますし、それを実践し、結果を残すことで、メンタルが保てると思っています。