この記事の目次
トレードに必須であるパソコン
FXでトレードをするために、必要になるのがパソコンです。
パソコンと言っても、昔からあるデスクトップパソコンからスマホまで様々な種類がありますよね。
この記事では私の経験を元に、トレードに使うパソコンを比較したいと思います。
もちろんトレードのやり方は、私が主な手法にしているスキャルピング(秒スキャ)から数日~数年ポジションを持つようなスイングトレードまで多種多様です。
また、部屋の広さや家族構成なども人それぞれですので、私がトレードに適さないパソコンだと感じても、人によっては当てはまらないかもしれません。
トレードに必要なスペックは?
トレードに必要なスペックについてお話します。
高スペックは必要なし
トレード用のパソコンは、3Dゲームを快適に動作させるような高スペックなものは必要ありません。
FX業者が提供するツールを利用する場合、最低限必要なスペックが書かれている場合もありますので、それらを満たしてあれば問題ありません。
ただ、ほとんどの方はトレード用パソコンと言っても、トレードと平行しながら別の作業にも使うことがあるでしょう。
ですので、余裕があるスペックの方が良いことは間違いありません。
OSはWindowsがおススメ
OSはMacよりWindowsをおススメします。
理由はFX業者が提供するツールを利用する場合に、Macだと非対応な場合があるからです。
FXトレード用パソコン比較
以下に、FXトレード用パソコンのタイプ別にメリット・デメリットをまとめます。
デスクトップ
本体とモニターが分かれているものをいいます。
メリット
拡張性に優れていますので、モニター増設が容易です。
トレード開始当初はモニター1台で十分と感じていても、手法が確立されていくにつれ、
モニターを増やして、表示項目を多くしたいなぁ~
と感じることあります。
こんなときデスクットップなら低予算で対応可能です。
さらにモニターを3枚、4枚・・・と増やしたい場合もグラフィックボードの追加・交換で対応できますしね。
また、モニター1台で出来るだけ広く使いたい場合でも、既存のモニターを買い換えるだけで対応することが出来ます。
トレード以外にも使用することが多いパソコンですが、使っていくうちにスペック不足を感じた場合でも、カスタマイズも容易ですから比較的簡単にスペックの引き上げが可能です。
デメリット
最大のデメリットはその大きさです。
デスクトップ型でも大きさは様々ありますが、以下に挙げるパソコンに比べればサイズは大きくなってしまいます。
また配線も複雑になり、パソコン周辺が配線でごちゃごちゃになってしまうので、リビングなどに置きたくない人もいるでしょう。
おススメ度
★★★★★
ノートパソコン
持ち運びしやすいのが特徴です。サイズも持ち運びに適した小さいものから、画面サイズが大きいものまで、色々な種類があります。
メリット
持ち運び出来るので、部屋・場所を問わず使用出来ることがメリットです。
拡張性はデスクットップには劣りますが、2画面までなら大体のノートパソコンは対応しています。
またバッテリー駆動が可能ですので、突然の停電にも対応できるのも強みです。とは言っても、停電で通信回線機器の電源も落ちれば、どのみちトレードは出来ませんが。
デメリット
基本的にグラフィックボードの追加・交換は出来ないため、モニター3台、4台は無理です。あと、うちがそうなのですが、小さい子供がいる家庭も適しません。
基本的にキーボードをオフできませんから、画面を開いているときはキーボードの入力がオンの状態です。
小さい子供がいると直接触ったり、遊んでいるボールやおもちゃがキーボードに触れて、何か押してしまう恐れがあるんです。
トレード用のパソコンは常に起動し、チャートやレートを表示させておく必要がありますので、スリープ状態にも出来ませんしね。
おススメ度
★★★★(小さな子供が触れる恐れがない)
★(小さな子供が触れる恐れがある)
一体型パソコン
本体とモニターが一体になっているものを一体型パソコン、またはオールインワンPCといいます。
スタイリッシュなのが最大の売りで、内部の構造はノートパソコンに近いと言えます。
メリット
配線が少なく、本体まわりがすっきりしていますので、人の目に触れやすいリビングにも気兼ねなく置けます。
デメリット
ノートパソコンより拡張性に乏しく、モニター増設も容易ではありません。
USBグラフィックアダプタを使用すればマルチモニターも可能ですが、若干の遅延があったりしますので、気になる人は気になると思います。
私は以前、このタイプでスキャルピングをやっていましたがストレスが溜まりました・・・
あと、ファン音がうるさい!
私は2台続けて一体型パソコンを使っていましたが、ファン音は気になりましたね。
本体スペースが狭い一体型は、放熱に必要なファンに小型品が使われやすいんです。
小型ファンは風量が必要になると回転数が多くなり、その結果ファン音は大きくなります。さらに本体が常に目の前にありますので、ファン音が聞こえやすいんですよね。
私はそんなに音に敏感な方でないと思っていますが、夏場になるとイライラするようなファン音にうんざりしました。
一体型の中でも比較的静かと言われたVAIOを使っていましたが、それでも煩かったです。
スペックの関係もあると思いますが、個人的にノートパソコンのファン音はあまり気になりません。
おススメ度
★
タブレットPC、スマホ
ノートパソコンよりさらに持ち運びに優れています。いつでもどこでもトレードできるのが特徴。
メリット
持ち運びに優れているため、いつでもどこでもトレードできます。
万が一、停電時に決済できない状況に陥っても、スマホなら対応できます。
デメリット
いくつかの情報を同時に表示させることが出来ませんので、刻一刻と状況が変化する相場に対応するのが遅れがちになります。
トレードで使う場合、気になるのは操作性が悪さです。特にスキャルピングのような、タイミングが重要な使い方には適していません。
不安定なタップ動作より、マウスでクリックした方が確実です。
ちなみに拡張性は全くありません。
おススメ度
×(メイン機として)
★★★★★(サブ機として)
最後に
冒頭にも書きましたが、トレードのスタイルや家族構成、部屋の大きさなど、人によって環境は様々ですので、ライフスタイルにあったパソコンを使うことになると思います。
ただ、トレード手法が固まっていない段階においては、トレード用のパソコンなど用意する必要はありません。よほど低スペックなパソコンで無い限りトレード出来ますからね。
まずは手法を確立し、しっかり利益を出せるようになる方が先決です。その後、自分の手法に合った、ストレスの少ないパソコン環境を構築すれば良いと思います。
私みたいにスキャルピングをやるわけではなく、数日~数ヶ月ポジションを保有するスイングトレードならば、スマホでトレードしても影響は少ないでしょう。
一人暮らしなら邪魔が入らないので、ノートパソコンがあれば十分です。
FXのトレードに最も必要なことは、ストレスをトレードに持ち込まないことですので、トレードをやりながらベストなパソコン環境を見つけ出すことが一番だと思います。