この記事の目次
かつて使っていたピボットとトレンドライン
私のメイン手法はスキャルピングです。もちろん最初から、スキャルピングをやっていたわけではありません。
色々なものを試しましたが、それなりに長く使っていたのがピボットとトレンドラインを使ったトレードです。
それなりに勝っていましたが、私はそれらの手法をあっさりと止めてしまいました。
今回の記事は、勝っていた手法をあっさり止めた理由と、スキャルピングだけが長く続いている理由をお話します。
ピボットを使ったトレード
私がデイトレードをはじめるようになって、最初にやっていたのが逆張りトレード。
最初は適当な高値や安値を目安に、同じようなラインで反発したところを狙って逆張りしていました。
そのうちピボットを知り、チャートにも簡単に表示できるので、ピボットを使って逆張りするようになったんです。
ピボットは前日の高値・安値・終値を元に計算しますので、トレードも必然的にデイトレードになります。
そうすると1日に訪れるトレードチャンスはかなり限られます。
必然的に数少ないトレードチャンスを生かすため、レジスタンスラインやサポートライン近辺ではチャートを監視し続ける必要があるので、それなりに長い時間拘束されてしまうんですよね。
専業トレーダーならいざ知らず、主夫の私にはその拘束される長い時間がネックになりました。
特に子供がまだ小さかったこともあり、目を離せる時間がありません。
子供をおんぶしながらチャートを監視するのはまだいいほう。子供と遊んだり、食事をするときはさすがにトレードは諦めなくてはいけません。
さらにピボットを逆張りとして使う場合、相場にトレンドが出るとお手上げです。
もちろん、これはピボットの欠点ではなく、私がトレンドに対しピボットを上手く扱えなかったからです。
トレンドに対するピボットの使い方を検討することも考えましたが、ピボットを諦めて違うトレード方法を構築した方が良いと判断しました。
トレンドラインを使ったトレード
次はトレンドラインを使ったトレード。
トレンドラインは今でも相場の大きな流れを掴むために使っていますが、このときはトレンドラインをエントリーや決済の根拠として使っていました。
トレンドラインを引くと相場の強弱を感じることができるので、それなりに手ごたえは感じましたね。
しかし、基本的なスタイルはデイトレードですので、拘束される時間は長いまま。これも長く続けるのは難しいと感じました。
さらにトレンドラインは時間軸を考慮すると無数に引けますし、その時の相場環境を照らし合わせて取捨選択する作業は、ピボットより手間がかかるんです。
相場に向き合っている、という充実感は強い反面、主夫にとっては荷が重い作業だったんです。
私がピボットとトレンドラインを扱えなかった理由
私がピボットとトレンドラインを扱えなかった理由は、どちらも長い拘束時間がライフスタイルに合っていなかったためです。
決してピボットやトレンドラインを使ったトレードが使えなかったわけじゃないんです。
極端に言えば、デイトレードが最初から私のライフスタイルに合っていなかったんですよね。
当時は『どうやって相場に対応すれば良いのか?』と考える日々でしたので、ライフスタイルに合った手法を選択する発想はありませんでした。
その反面、勝っても負けても大きなストレスを感じていることは事実。
このストレスに打ち勝ってこそ、勝ち組トレーダーなんだろうなぁ
と思いつつやっていたFXですが、正直長く続けるのは無理だろうと思っていました。
スキャルピングはライフスタイルに合っていた
そんなこんだでスキャルピングをやり始めた私。
デイトレードで感じたストレスは感じませんでした。理由はスキャルピングのやり方です。
目の前の動意に対しては全力で追いますが、育児や家事で手を離せない時は、割り切ってトレードのことは考えません。
もちろんチャートから目を離している間に、チャンスを棒に振ったことは何度もあります。
しかしトレードができる間に利益を出せれば、たとえ利益額が少なくても納得できるんです。
私にとっては効率的な時間の使い方に感じました。
ライフスタイルに合っていない手法は使えない
私は自らの体験から、ライフスタイルに合っていない手法は使えないと思っています。
私の場合、本気でデイトレードをやろうすれば、育児や家事を放棄するか手を抜かなくてはいけません。
私にはそんな選択肢はありえませんでしたし、デイトレードでストレスを溜めた状態で子供と触れ合うことも違うと思いました。
何が大事で何が大事でないか。それは人によって違うと思います。
専業トレーダーなら、真っ先に利益に繋がる行動を取るべきでしょう。でも兼業トレーダーは違う。
大きなストレスを抱えてまで、相場に挑む必要はありません。
FXの世界で生き残れる人は僅かだと言われます。
相場にやられて退場する人がいる一方、また新たに参入してくる人がいる。しかし、その大半の人は相場に打ちのめされ退場に追い込まれる。
それは、相場で勝つ術を知る前に資金が尽きてしまうことが大きな理由ですが、ライフスタイルにあっていないトレードをやってしまうことも、その要因のひとつだと思いますよ。