今回はXiaomi初となる電動シェーバー「S200」をご紹介します。
Xiaomiと言えばスマホやタブレット、スマートウォッチ(バンド)などのデジタルガジェットのイメージが強いですが、近年は生活家電のラインナップも徐々に増えています。そんな中、丁度欲しいと思っていた電動シェーバーが新発売となりましたので、試しに購入してみました。
これまで色々な電動シェーバーを使ってきましたが、この「S200」には思うところが多々あり、購入を検討している方に参考になるよう、正直にレビューしたいと思います。
「S200」の基本スペック
まずは「S200」の基本スペックから。
| メーカー | Xiaomi |
| 型番 | S200 |
| 発売年 | 2025年 |
| 本体サイズ | 56x63x27 mm |
| 電源 | 充電式 (USB-C) |
| 充電時間 | 約60分 |
| 使用時間 | 約60分 |
| ウェット シェービング | 対応 |
| 水洗い | 対応 |
| 防水等級 | IPX7 |
| 価格 | 2,780円 |
充電タイプの電動シェーバーであり、USB-Cで充電可能となっています。ウェットシェービングや水洗いにも対応しており、スペック的には使い勝手の良い仕様と言えるでしょう。価格については、小型シェーバーにしては安価と言うわけではありません。充電池内臓と考えれば、まぁ妥当だとは思いますが。
外観
外観について見ていきますが、まずは同梱物を紹介します。

付属している収納ポーチはハードケースになっており、持ち運びのときに安心ですね。あとはクリーニングブラシと充電用のUSBケーブルが付属しており、すぐ使えるようになっています。
その一方、外刃を守るキャップがありませんでした。電動シェーバーは本体むき出しで置いておくことも多く、基本的にあった方が良いアイテムだと思いますので残念ですね。

本体カラーはグレーとシルバーの2種類があり、上の画像はグレーとなります。高級感があるわけではありませんが、ガンメタリックのようなカラーリングで安っぽさは感じません。形状はスクエアに近い形をしておりスッキリしています。

S200は肌への接触を検知して自動でオンオフする「スマートセンサー」を搭載しており、真ん中にある金属の棒みたいなものがセンサーとなっています。

ヘッド部を外した様子です。ヘッド部と本体はマグネットで固定する方式で、脱着が簡単になっています。そこそこ磁力は強いので、簡単に外れる感じはしません。

ヘッド部には外刃と内刃がセットなっています。電動シェーバーの多くはヘッド部に外刃、本体に内刃が付いているケースが多く、これは珍しいパターンですね。

ヘッド部は交換部品として販売されています。ヘッド部に外刃と内刃がセットされているため、ヘッド部を交換すると、外刃と内刃が同時に新しくなります。これはこれで良いかもしれませんね。ちなみに価格は1,280円です。

肌への接触を検知して自動でオンオフする「スマートセンサー」についてですが、本体にある金色の端子がそのセンサーの正体です。
この端子はそれぞれスイッチになっており、「2つの端子が電気的に繋がっている」かつ「どちらかの端子が押されている」場合に本体のスイッチがオンする仕組みです。「スマートセンサー」という名称からAIっぽさを醸し出していますが、回路的には単純な仕組みですね。

本体下部に充電用のUSB-Cポートがあり、ゴム製のキャップで覆われています。
実際に使ってみた感想(正直レビュー)
実際に使ってみた感想を書く前に、私の電動シェーバー事情と「S200」の購入目的を書いておきたいと思います。
私はパナソニック3枚刃のスタンダードモデル(1万円くらい)と5枚刃のハイエンドモデル(3万円くらい)を持っているのですが、ほぼ3枚刃のスタンダードモデルを使っています。ハイエンドモデルの方が肌に優しく切れ味も良いのですが、5枚刃だとヘッドが大きくて小回りが利かないんですよね。結局、それがストレスになり小回りの利く3枚刃のスタンダードモデルを使うようになりました。ただ、それでも顎下などは剃りにくいですし、もっと小回りが利く電動シェーバーに部分負担してもらおうと考えていたのですが、そこに登場したのが「S200」だったのです。
したがって、最初から「S200」を今使っている3枚刃の電動シェーバーに置き換えるつもりはなく、剃りにくい箇所のみ剃れれば良い、というスタンスで「S200」を買いました。さすがに「S200」では能力が足りませんし、そのことは買う前から分かっていましたから。
以上のことを前提にレビューを読んで頂ければ幸いです。
出力が弱く、剃れない・・・
使ってみてまず最初に感じたことは「弱い…弱すぎる」でした。しかも固い髭ではなく、顎下の比較的やわらかい髭に対して使ってこれですからね。さすがに唖然としました。あまりに剃れないので、強く押し付けようとするとモーターが止まりそうな感じがします。
基本的に電動シェーバーという製品は、
- 深剃りができて肌がひりつかない
- 深剃りできるが肌がひりつく
の間のどこかに落としどころを見つけて、メーカーが切磋琢磨しながら世に送り出すものですが、「剃れない」シェーバーは論外です。たとえ「剃れるけど肌がひりつく」というシェーバーがあったとしても、ユーザーが剃り方を調整することで何とか使えたりしますが、「剃れない」シェーバーはどうやってもダメ。ユーザーからみるとお手上げなんですよね。
Xiaomiさん、これ本当にモニター試験とかやってます?仮にやっていたとしても、お肌つるつるのイケメン君ばっかり選んでるんじゃねーの?と思わずにはいられません。
個人的には、この点だけでも「S200」は落第です。
持ちにくい形状

外観紹介でもご覧いただいた画像ですが、スッキリしているデザインが仇となり持ちにくい形状になってしまっています。指がかかるポイントもありませんし、完全にデザインを優先した結果ですね。シェーバーは顔の形状に合わせて持ち手を変えたり、持ち方を変えたりして使う製品ですから、持ちにくい形状はいただけません。
使い勝手の悪い「スマートセンサー」
「S200」は肌への接触を検知して自動でオンオフする「スマートセンサー」を搭載していますが、この機能も使い勝手が悪いです。肌に触れたら動き出すと言っても、若干のディレイ(時間遅れ)があるので、ピンポイントで剃りたい場所に当ててもずれてしまう感覚があります。
それに、シェーバーが肌から離れるとオフになってしまうので、頻繁にオンオフを繰り返してしまうんですよね。これは正直鬱陶しい。動作方法が「スマートセンサー」だけではなく、手動でのオンオフに対応してくれればいいんですけどね。
無くすであろう充電端子カバー

これも外観紹介でご覧いただいた「充電用のUSB-Cポートのキャップ」の画像です。防水性能を上げるため、キャップがあること自体は悪くありません。

ただこのキャップ、本体から外れてしまうんですよね。たぶん、ほとんどの人がこのキャップを無くすと思います。本来であれば、このキャップは本体から外れないパーツにするべきです。
こんな細かいことまで指摘しなくても・・・
と思われるかもしれませんが、この件は電動シェーバーに対するユーザビリティが全然考えられていないことを示しているからこその指摘なんですよ。
スマホやタブレット、スマートウォッチなどのデジタルガジェットは基本的に使用状態(または待機状態)の時間が長く、電池が無くなった時に充電する製品です。それに対し、電動シェーバーは使っている時間が短く、使っていない時間の方が圧倒的に長い製品です。だからこそ、その使っていない長い時間を利用して充電するわけです。
すわなち、「1日の大半を充電しっぱしで放置し、使う時だけ充電ケーブルを外す」という使い方がメインなんですよね。その証拠に、この「S200」は急速充電に対応していませんし、対応させる必要なんてないんですよ。同じような製品に電動歯ブラシがありますが、これもほぼ充電台に乗っけたままでしょ。
このように考えると、キャップはほとんどの時間外したまま放置されることになります。そうすればキャップがどこかに行っても不思議じゃないでしょ?このようなことに気が付かないのは、ユーザービリティに対して思慮が足りないからなんです。
まとめ
この記事では、Xiaomi初となる電動シェーバー「S200」をご紹介しました。
かなり辛口で書かせてもらいましたが、「電動シェーバーとしての使い勝手が悪く、とてもおススメできない」というのが正直な感想です。
レビューの項目で書いた通り、ユーザビリティについて考えが浅く「手持ちの技術でこんなのが出来ました!」という製品に見えてしまいます。既存シェーバーにないようなアイデアや新技術を提供しているわけでもありませんしね。
かなり厳しいレビューになってしまいましたが、正直にレビューした結果ですのであしからず。










