今回はXiaomi(シャオミ)「Smart Band」シリーズの中でも最廉価モデルとなる「Xiaomi Smart Band 9 Active」のレビューをしたいと思います。
価格はなんと2,980円!
スマートバンド系は他社を含め、比較的リーズナブルな価格であることが多いのですが、その中でも群を抜いて安価なのがこの「Xiaomi Smart Band 9 Active」。それでいて上位機種と遜色のない機能を有しています。
- 1.47インチTFTディスプレイ
- 60Hzのリフレッシュレート
- 小型・軽量で一日中装着していても気にならない着け心地
- 最大18日間のバッテリー持続時間
- 50以上のスポーツモードを搭載し、多くの運動トラッキングが可能
- 心拍数・血中酸素レベル・睡眠・女性の健康管理等の健康モニタリングが可能
- 5ATMの防水性能
- 超低価格(2,980円)
- 文字盤は100種類以上(秒数表示可能なものが多数!)
文字盤は秒数表示のあるタイプが多数用意され、実用性が高くなっています。また、上位機種に比べて省かれている機能もあります。この記事ではその辺りを詳しくレビューしつつ、使用可能な文字盤も一挙に紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
私は2世代前のモデルである「Xiaomi Smart Band 7」、上位機種の「Xiaomi Smart Band 9」、そして、コンセプト違いの最上位機種のひとつである「Xiaomi Watch S3」も所有していますので、それらと比べつつ「Xiaomi Smart Band 9 Active」の使い勝手や優れているポイント、そしていまいちポイントなども詳しく見ていきたいと思います。
また、上位機種の「Xiaomi Smart Band 9」は以下の記事で詳しくレビューしていますので、気になる方はこちらもご覧ください。
この記事の目次
「Xiaomi Smart Band 9 Active」の基本スペック
まずは「Xiamio Smart Band 9 Active」の基本スペックから。
メーカー | Xiaomi |
品番 | Smart Band 9 Active |
発売年 | 2024年 |
画面サイズ | 1.47インチ |
本体サイズ | [長さ]45.9mm [幅]26.94mm [厚み]9.99mm |
対応OS | Android・iOS |
ディスプレイ | TFT |
解像度 | 320×172 |
電源 | 充電式(有線) |
充電時間 | 120分未満 |
電池容量 | 300mAh |
駆動時間 | 最大18日間 |
重量 | 16.5g (ストラップを除く) |
センサー | 加速度センサー 光学式心拍センサー |
防水性能 | 5ATM |
ヘルスサポート | 日々の活動記録 心拍数モニタリング 血中酸素モニタリング 睡眠モニタリング ストレス測定 月経周期リマインド |
運動トラッキング種類 | 50種類 |
便利機能 | 音楽コントロール※1 アラーム タイマー ストップウォッチ フラッシュライト 天気 スマホを探す カメラ(シャッター)※1 イベント※2 ※1 一部のモデルのみ対応 ※2 Xiaomi/Redmi/POCO のモバイルのみ対応 |
対応アプリ | Mi Fitness |
最廉価モデルとは言え、ヘルスケアトラッキング機能の「心拍数モニタリング」「血中酸素モニタリング」「睡眠モニタリング」が使え、運動トラッキング機能も50種類をサポートしており、必要十分な性能がありますね。便利機能も上位機種から省かれているものがいくつかありますが、主要なものは使用可能であり、上位機種からの乗り換えでも不満は少ないと思います。
上位機種「Xiaomi Smart Band 9」のスペックと簡単に比較すると以下のようになります。
- ディスプレイが有機ELからTFTへ
- 環境光センサーが無いため、明るさ自動調整機能も無くなった
- ストレス終日トラッキング機能は無し(ストレス測定は可能)
- 「世界時計」は使えず
- スマホから「端末を探す」機能は無し(スマホを探す機能はある)
- AOD(常時点灯)機能は無し
それでは外観や実際の使用感をレビューしていきたいと思います。
外観レビュー
本体カラーは全部で3色。
- ブラック
- ベージュホワイト
- ピンク
上記画像は「ブラック」です。形状はスクエア型ですが、角に丸みがあり、シャープさと柔らかさを感じるデザインとなっています。
バンドの素材はTPU(熱可塑性ポリウレタン)となっており、スペック上は Xiaomi Smart Band 9 と同じです。しかし、個人的には Xiaomi Smart Band 9 Active の方が若干硬いと感じました。Xiaomi Smart Band 9 は適度な弾力があり、「しなやか」といった感じなのですが、Xiaomi Smart Band 9 Active の方はそのような「しなやかさ」をあまり感じません。とは言っても、着け心地が悪いわけではありません。あくまで「比較したら」という話であり、バンド自体に特段不満はありません。
ディスプレイは1.47インチのTFTディスプレイ。リフレッシュレートは60Hzですのでヌルヌル動きます。解像度は320×172ピクセルであり、画素密度は247ppi、画素ピッチは0.1028mmとなります。画素密度とは1インチあたりのドット数のことで、この数値が大きいほどきめ細やかで鮮明な表現ができます。スマホ画質で表現すると、
- 6インチFHD(1920×1080ピクセル)の画素密度が367ppi
- 6インチHD(1280×720ピクセル)の画素密度が244ppi
となります。このことから、Xiaomi Smart Band 9 Active の画質は6インチHDのスマホ相当と言うことになりますね。
Xiaomi Smart Band 9 Active は明るさ自動調整機能には非対応です。最大輝度に関してはスペック表記がありませんが、そこまで明るくない印象です。私は明るさをMAXにして使っていますが、それで丁度良いレベルですので、日光が当たる屋外では見難いかもしれません。屋内使用がメインなら問題ないでしょう。
私は「Xiaomi Smart Band 7→ Xiaomi Smart Band 9」と使ってきましたが、 Xiaomi Smart Band 9 Active を使ってみた感想としてはこんな感じです。
- 文字表示ではさすがに解像度の低さを実感する
- 色合いは淡い感じがする
- ただし、視認性が著しく悪いわけでなく許容範囲内
- 文字盤に関しては解像感の低さはあまり感じない
- 屋内使用がメインなので輝度については問題なし
また、Xiaomi Smart Band 9 Active のディスプレイがTFTであることは、暗いところで使用するとより感じられます。
上の画像は、暗い場所 で Xiaomi Smart Band 9 Active と Xiaomi Smart Band 9 を撮影したものです。 有機ELを採用している Xiaomi Smart Band 9 のディスプレイは、黒がコントラストの高い黒(真っ黒)なのに対し、TFTを採用している Xiaomi Smart Band 9 Active は黒がコントラストの低い黒(明るい黒)になっています。画像を見比べると、それがよく分かると思います。
これだけ聞くと「圧倒的に Xiaomi Smart Band 9 の方が画質が良い=視認性が良い」と思われるかもしれませんが、実使用においてはちょっと話が変わります。
と言うのも、TFTを採用している Xiaomi Smart Band 9 Active の方は光源となるバックライトの光が漏れだすことが原因で「明るい黒」となっているのですが、逆に言うとディスプレイ全体が明るく感じられ、目に優しく感じるんですよね。有機ELは確かに黒のコントラストが高くて真っ黒なのですが、明るい場所のみ明るいので、輝度を高くしてしまうと目に突き刺さるような明るさと感じるんです(Xiaomi Smart Band 9 は明るさ自動調整機能でフォローしている)。これらのことにより、コントラストの低い黒(明るい黒)だからと言って、一概に悪いわけではありません。
また、明るい場所での使用においては「明るい黒」とは感じませんし、上記画像は暗所撮影ゆえ若干誇張された「明るい黒」になっていますが、画像ほど白ボケはしていませんからご安心を。有機ELディスプレイと比較しなければ、普通に「黒」と感じるレベルです。
バンドはワンタッチで取り外しが可能。Xiaomi純正バンドだけでなく、サードパーティ製バンドも多数販売されており、お好みのバンドに変更することができます。
本体裏中央にあるのが心拍数・血中酸素測定用のセンサーです。若干突起していますが、高さが抑えられており、手首に巻いていても押し付け圧を感じることはありません。右側にある電極は充電端子で、マグネット式充電ケーブルは Xiaomi Smart Band 9 と共通になっています。
重量はバンド込みだと29gでした。Xiaomi Smart Band 9 はバンド込みで27gですので、ほぼ同じ重量ですね。
ヘルスケアトラッキング機能
ヘルスケアトラッキング機能は以下のものがサポートされています。
- 日々の活動記録
- 心拍数モニタリング
- 血中酸素モニタリング
- 睡眠モニタリング
- ストレス測定
- 月経周期リマインド
日々の活動記録
日々の活動記録として、消費カロリー・歩数・中高強度の身体活動(分)などが記録されます。もちろんスマホアプリ「Mi Fitness」でも確認可能です。スマホの方が見やすく情報も集約されているので、私はスマホでのみチェックします。
心拍数モニタリング
心拍数は任意のタイミングで測定可能です。連続モニタリングにも対応しており、スマート・1分・10分・30分のモニタリング周期を選ぶことができます。モニタリング周期が短いほどバッテリー消費量が増えますが、私は1分を選んでいます。また、心拍数がアラート値を超えたり、下回った際に通知する設定もでき、上限アラート値や下限アラート値も設定可能になっています。
血中酸素モニタリング
血中酸素レベルも任意のタイミングで測定可能です。終日トラッキングも可能で、私はこのモードで使っています。非睡眠時に血中酸素レベルが設定値を下回った場合に通知する血中酸素レベルアラートにも対応しています。
睡眠モニタリング
睡眠モニタリングのオプションとして、心拍数をモニタリングしてレム睡眠をトラッキングしたり、睡眠時の呼吸をモニタリングすることができます。睡眠の質に関する色々なデータを測定できるのが面白いですね。
ストレスモニタリング
ストレスモニタリングは任意のタイミングでのみ測定可能です。終日トラッキングには対応しておらず、この点は Xiaomi Smart Band 9 と差別化されています 。
月経周期リマインド
月経周期リマインドはアプリで情報を入力して使用します。
ヘルスケアトラッキング機能の比較
「Xiaomi Smart Band 9 Active」「Xiaomi Smart Band 9」「Xiaomi Smart Band 7」「Xiaomi Watch S3」に搭載されているヘルスケアトラッキング機能を比較します。
ヘルスケアトラッキング機能はスマートバンド・スマートウォッチの中でもメイン機能のひとつなので、グレードに関わらず搭載されている項目に大きな違いはありません。本記事で紹介している「Xiaomi Smart Band 9 Active」のみストレス終日トラッキング・深呼吸トレーニング機能がありませんので、この機能を重要視する人は注意して下さい。
機能 | SB7 | SB9 | SB9A | S3 |
日々の活動記録 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
心拍数測定 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
心拍数連続モニタリング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
血中酸素レベル測定 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
血中酸素終日トラッキング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
睡眠モニタリング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ストレスモニタリング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ストレス終日トラッキング | 〇 | 〇 | × | 〇 |
月経周期 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
深呼吸 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
運動トラッキング機能
運動トラッキング機能は、屋内・屋外を問わず50種類のトレーニングがサポートされています。上位機種の Xiaomi Smart Band 9 では150種類のトレーニングがサポートされていますので、サポート数は1/3程度となっています。と言っても、50種類でも十分多いと思いますし、メジャーなトレーニングはサポートされていますので、スペック的には必要十分でしょう。
ただしGPSは非搭載ですので、屋外トレーニングのコース記録にはスマホのGPSを使うことになります。スマホなしで屋外コースを記録したい人は注意して下さい。また、5ATMの防水性能も備えているものの、サポートされているウォータースポーツは「自由形」のみとなっています。
私が主に使うモードは、「トレッドミル」と「屋内サイクリング」です。
トレッドミルでは、活動カロリー(運動で消費したカロリー)・合計カロリー(活動カロリー+安静時カロリー)・距離・時間・平均ペース・歩数・平均スライド・ケイデンス(歩/分)・平均心拍数・心拍数の推移グラフ等の情報が得られます。リマインダー機能もあり、通知間隔は「時間」または「距離」から選択することができます。
屋内サイクリングでは、活動カロリー(運動で消費したカロリー)・合計カロリー(活動カロリー+安静時カロリー)・時間・平均心拍数・心拍数の推移グラフ等の情報が得られます。リマインダー機能は「時間」のみ通知可能。
また、運動トラッキングデータは週・月・年単位で振り返ることが可能です。運動の種類に関しても、「すべて」だけでなく運動毎に確認することができます。運動のモチベーション維持にもつながりますね。
便利機能
ここでは日常に使える便利な機能を抜粋して紹介したいと思います。
アプリ・着信通知
ペアリングしているスマホの着信の通知を受けたり、アプリの通知を受信することができます。スマホをバッグに入れて持ち歩いている人には非常に便利な機能ですね。通知はアプリ毎にカスタマイズ可能なので、受信するアプリを任意で選ぶことができます。
スマホを探す
スマホをどこに置いたか分からなくなることってありませんか?そんなとき、Xiaomi Smart Band 9を操作してスマホを鳴らすことができます。スマホの設定がサイレント(着信音・バイブが共に無効)でも音がなりますので非常に便利です。
上位機種には搭載されている「スマホから端末を探す」機能ですが、Xiaomi Smart Band 9 Active は非搭載となっています。ただ、端末(スマートバンドやスマートウォッチ)はほぼ「装着している」「充電している」「収納している」のどれかですし、スマホほど置き場所が分からなくて困ることは少ないので、この機能が無くても不便ではありません。
カメラシャッター
Xiaomi Smart Band 9 Active から、ペアリングしているスマホカメラのシャッターを切ることができます。上の画像で「OFF」と表示されていることがありますが、これはディスプレイの白丸を押した瞬間にシャッターを切る設定という意味です。この他、3秒後にシャッターを切る「3秒」モード、5秒後にシャッターを切る「5秒」モードも搭載しています。
ストップウォッチ
ストップウォッチも搭載しています。ただし、ラップ計測はできません。上位機種はラップ計測が可能ですので、これに関しては差がありますね。また、バックグラウンド動作には対応していません。
タイマー
タイマー機能はプリセットされた時間を選ぶことで設定できる他、任意の時間を設定することも可能です(時間・分・秒をそれぞれ設定可能)。ただしバックグラウンド動作には対応しておらず、その点はちょっと使い勝手がよくありません。
アラーム
アラーム機能は時刻だけでなく、機能する曜日など細かい設定が可能です。設定した時刻になると振動で知らせてくれるのですが、これが意外に便利。「周りの人には分からない」という点が大きなメリットであり、目覚ましだけでなく、使える場面は多いと思います。
音楽コントロール
Xiaomi Smart Band 9 Active から、ペアリングしているスマホで起動中の音楽・動画のコントロールが可能です。ワークアウト中にも使用できますので、音楽を聴きながら運動する人にとって良い機能だと思います。
便利機能の比較
「Xiaomi Smart Band 9 Active」「Xiaomi Smart Band 9」「Xiaomi Smart Band 7」「Xiaomi Watch S3」に搭載されている便利機能を比較します。便利機能は廉価グレードと上位グレードとの差が大きくなる傾向がありますが、必要と思われる機能はどの機種にも搭載されており、そこまで大差があるわけではありません。この辺は好感が持てますね。
また、最上位モデルである「Xiaomi Watch S3」だけは別格で、下の表に記載していないだけで搭載されている便利機能が格段に多くなっています。他の機種と異なり、スピーカーやマイク、GPS、電子コンパス、気圧計センサーなどを搭載していますからね。
機能 | SB7 | SB9 | SB9A | S3 |
音楽コントロール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アラーム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
タイマー | 〇※ | 〇※ | 〇※ | 〇 |
ストップウォッチ | 〇 | 〇 | 〇※ | 〇※ |
フラッシュライト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
天気 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマホを探す | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
端末を探す | 〇 | 〇 | × | 〇 |
世界時計 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
カメラシャッター | × | 〇 | 〇 | 〇 |
※バックグラウンド動作不可
文字盤
Xiaomi Smart Band 9 Active では100以上の文字盤が用意されており、好きな文字盤を使用することが可能です。文字盤はアプリMi Fitnessから本体メモリーにインストールすることができます。インストール可能な文字盤数は2個で、デフォルトで入っている文字盤が2個になります。本体メモリにインストールした文字盤は端末操作で変更可能(アプリMi Fitnessからも変更可能)。任意の文字盤を2個インストールした状態から新たな文字盤をインストールしたい場合は、本体メモリーにインストールした文字盤を一旦削除してからとなります。これらはMi Fitnessから簡単に行えます。
上記機種の Xiaomi Smart Band 9 は10個の文字盤を本体メモリーにインストールできますから、追加できる文字盤2個は少ないですね。この点はコストダウンの影響でしょう。ただ、現実的には文字盤を頻繁に変えることはあまりないですし、ネットワークが使える状況ならいつでもインストール可能なことから、特段不便さは感じませんけどね。
それでは文字盤を一挙にご紹介します。
バッテリー持続性能
公式HPに記載されているバッテリー持続性能は以下の通りです(それぞれの使用条件も公式HPに記載されています)。
- 通常使用時 18日間
- ヘビーユースモード 9日間
私は以下の設定で使っているのですが、そのときのバッテリー持続性能は次ようになりました。
私の使い方ではギリギリ2週間持ちますね。バッテリー持続性能は上位機種である Xiaomi Smart Band 9 の方が上ですが、2週間近く使えれば問題ないでしょう。一般的な旅行や仕事の出張くらいなら充電の心配はいりません。充電ケーブルは専用品ですし、そういった意味でも充電の心配をしなくても良いのは大きなメリットだと思います。
まとめ
今回はXiaomi製スマートバンド「Xiaomi Smart Band 9 Active」を徹底レビューしました。上位機種「Xiaomi Smart Band 9」のレビュー記事(【Xiaomi Smart Band 9 レビュー】5,000円で買えるコスパ最強スマートウォッチ!便利機能や文字盤を一挙紹介!)では、私が感じた「いまいちポイント」を書いたのですが、この Xiaomi Smart Band 9 Active に関しては見当たりません。
もちろん「ディスプレイが有機ELではなくTFT」「細かい機能が省かれている」など、コストダウンは至る所に見受けられます。ただ、個人的には気にならないレベルであり、ぶっちゃけ「これで良くない?いや、こっちの方が良くない?」と感じるくらいです。秒数表示が出来る文字盤も多く、実用性も高くなっていますしね。
それでいて価格が2,980円!
一体、何と戦っているんだ?というレベルであり、比較的安価なものが多いスマートバンド系の中でも断トツのコスパ。
スマートバンドは24時間装着することが前提のガジェットですので、「着け心地」「低価格」は重要なポイントです。「着け心地」は当然のこと、「低価格」は24時間装着することを考慮すれば必須項目。普通の時計はお出かけするときに装着しますので、傷がつかないよう大切に扱えますが、スマートバンドは24時間着けっぱなしが前提であり、そこまで大切に扱うのは難しいです。寝ているときや家事をこなしているときに「スマートバンドが傷つかないように・・・」なんて気にしてられませんしね。その点、低価格なら「最悪壊れたら新調すればいい」と、アグレッシブに使えます。これは心理的にも大きなメリットです。
このような点を含め「Xiaomi Smart Band 9 Active」は、スマートバンドを初めて使う人はもちろんのこと、上位機種の Xiaomi Smart Bandシリーズを使っている人にもおすすめです♪
【Xiaomi Smart Band 9 Active の特徴】
- スマートな形状&超軽量で良い着け心地
- 60Hzのリフレッシュレートでヌルヌル動作
- 秒数表示ができる文字盤が多数ある
- 2週間近く持つバッテリー持続性能
- 必要十分なヘルスケア&運動トラッキング機能
- アプリ・着信通知機能をはじめとする便利機能
- 2,980円で買える低価格
上位機種である Xiaomi Smart Band 9 の画素密度は324ppiです。よって、Xiaomi Smart Band 9 と Xiaomi Smart Band 9 Active を比べると「スマホのFHDとHD程度の差がある」と言えるでしょう。