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【Xiaomi Smart Band 9 レビュー】5,000円で買えるコスパ最強スマートウォッチ!便利機能や文字盤を一挙紹介!

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コスパの良いスマートウォッチとして確固たる地位を築いたと言えるXiaomi(シャオミ)の「Smart Band」シリーズ。今回はその2024年モデルである「Xiaomi Smart Band 9」のレビューをしたいと思います。

  • 1.62インチAMOLEDディスプレイ(最大輝度1200nits)
  • 60Hzのリフレッシュレート
  • 小型・軽量で一日中装着していても気にならない着け心地
  • 大容量バッテリーで21日間の連続使用が可能
  • 150以上のスポーツモードを搭載し、多くの運動トラッキングが可能
  • 心拍数・血中酸素レベル・ストレス・睡眠・女性の健康管理等の健康モニタリングが可能
  • ランニングクリップ(別売)と組み合わせて、歩幅・歩幅の長さ・飛行比などの13のデータをトラッキング可能
  • 5ATMの防水性能
  • 低価格(5,000円ちょっとで買える)
  • 文字盤は200種類以上

ここで気になるのは文字盤ですよね。日常で一番使う機能は「時計」ですし、お気に入りの文字盤があるかどうかは重要です。この記事では使用可能な文字盤を一挙に紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

また、私は2世代前のモデルである「Xiaomi Smart Band 7」、廉価グレードのXiaomi Smart Band 9 Active、そして、コンセプト違いの最上位機種のひとつである「Xiaomi Watch S3」も所有していますので、それらと比べつつ「Xiaomi Smart Band 9」の使い勝手や優れているポイント、そしていまいちポイントなど細かくレビューしていきます。

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「Xiaomi Smart Band 9」の基本スペック

まずは「Xiamio Smart Band 9」の基本スペックから。

メーカーXiaomi
品番Smart Band 9
発売年2024年
画面サイズ1.62インチ
本体サイズ[長さ]46.53mm
[幅]21.63mm
[厚み]10.95mm
対応OSAndroid・iOS
ディスプレイ有機EL(AMOLED)
解像度490×192
電源充電式(有線)
充電時間約1時間
電池容量233mAh
駆動時間最大21日間
重量15.8g
(ストラップを除く)
センサー加速度センサー
ジャイロスコープセンサー
光学式心拍センサー
環境光センサー
防水性能5ATM
ヘルスサポート日々の活動記録
心拍数モニタリング
血中酸素モニタリング
睡眠モニタリング
ストレスモニタリング
月経周期リマインド
深呼吸トレーニング
運動トラッキング種類150以上
便利機能音楽コントロール
アラーム
タイマー
ストップウォッチ
フラッシュライト
天気
タスク
スマホを探す
世界時計
カメラ(シャッター)※1
イベント※2
※1 一部のモデルのみ対応
※2 Xiaomi/Redmi/POCO
のモバイルのみ対応
対応アプリMi Fitness

5,000円ちょっとという低価格でありながらディスプレイに有機EL(AMOLED)を採用しており、それでいて駆動時間が非常に長いのが良いですね。ヘルスサポートや便利機能も一通り揃っていますし、表面上のスペックは必要十分でしょう。

それでは外観や実際の使用感をレビューしていきたいと思います。

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外観レビュー

本体カラーは全部で5色。

  • ミッドナイトブラック
  • グレイシャーシルバー
  • ミスティックローズ
  • アークティックブルー
  • チタングレー

上記画像は「グレイシャーシルバー」です。購入サイトによってはグレイシャーシルバーのバンド色が真っ白に見えたりしますが、現物はライトグレーに近い色合いですね。個人的にはこちらの方が好み。落ち着いたカラーリングで老若男女問わず使えるでしょう。バンドの素材はTPU(熱可塑性ポリウレタン)。適度な弾力があって手首にフィットしつつ、手触りはサラサラしています。一日中着けていても全く負担になりません。

本体はアルミ合金フレームを採用。艶消しで余計な光沢感が無く、上質な雰囲気を醸し出しています。グレイシャーシルバーのフレームは明るめのシルバーとなっています。

ディスプレイはさすがのAMOLED(アモレッド)で高精細。最大輝度は1200nits、明るさ自動調整機能にも対応しています。リフレッシュレートは60Hzですのでヌルヌル動きます。解像度は490×192ピクセルであり、画素密度は324ppi、画素ピッチは0.078mmとなります。画素密度とは1インチあたりのドット数のことで、この数値が大きいほどきめ細やかで鮮明な表現ができます。スマホで言えば、6インチFHDの画素密度367ppi・画素ピッチ0.069mmくらいですので、これに近い解像度と言えば分かり易いでしょうか。

AMOLED(アモレッド)とは、「アクティブマトリクス+OLED(有機EL)」の略語で、OLEDディスプレイの駆動形式のひとつです

形状はXiaomi Smart Bandシリーズ恒例のラウンドエッジを継承。滑らかにフリックでき操作感は良好です。ガラス素材に関してはスペック表に記載がないため仕様不明。ただし経験上、傷に強い印象は持っています。

上の画像は、私が1年以上使ったXiaomi Smart Band 7です。ほぼ毎日24時間着用していましたが、少なくとも目視レベルで分かる傷はありません。ちなみに、私は「入浴前にXiaomi Smart Band 7を外す→ハンドソープで軽く洗う→水で流す→ペーパータオルで水分を拭き取る」を毎日繰り返していました。ペーパータオルはモノタロウブランドを使っていますが、これは比較的硬い材質です。こんな雑な使い方をしていても傷が付いていませんので、傷に強いガラスだと思いますよ。Xiaomi Smart Band 9は使い始めてから3ヵ月以上経過していますが、当然こちらも傷などありません。

バンドはワンタッチで取り外しが可能です。Xiaomi純正バンドだけでなく、サードパーティ製バンドも多数販売されており、お好みのバンドに変更することができます。

本体裏のボタンを押しながらバンドを引けば簡単に抜けるようになっています。特別な工具は必要なく素手で大丈夫。バンドを取り付ける時は、そのまま付けるだけでOKです。

本体裏中央にあるのが心拍数・血中酸素測定用のセンサーです。若干突起していますが、押し付け圧を感じることは無いですね。Xiaomi Smart Band 7と比べると突起している部分の高さが抑えられています。Xiaomi Smart Band 7はバンドをきつめに締めると押し付け圧を感じるだけでなく手首に跡が残るレベルでしたので、この点は大幅に改善されていますね。

重量はバンド込みだと27g(バンドを含めない重量が15.8g)でした。

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ヘルスケアトラッキング機能

ヘルスケアトラッキング機能は以下のものがサポートされています。

  • 日々の活動記録
  • 心拍数モニタリング
  • 血中酸素モニタリング
  • 睡眠モニタリング
  • ストレスモニタリング
  • 月経周期リマインド
  • 深呼吸トレーニング

日々の活動記録

日々の活動記録として、消費カロリー・歩数・中高強度の身体活動(分)などが記録されます。もちろんスマホアプリ「Mi Fitness」でも確認可能です。スマホの方が見やすく情報も集約されているので、私はスマホでのみチェックします。

心拍数モニタリング

心拍数は任意のタイミングで測定可能です。連続モニタリングにも対応しており、スマート・1分・10分・30分のモニタリング周期を選ぶことができます。モニタリング周期が短いほどバッテリー消費量が増えますが、私は1分を選んでいます。また、心拍数がアラート値を超えたり、下回った際に通知する設定もでき、上限アラート値や下限アラート値も設定可能になっています。

■ 心拍数の精度は高い!

運動トラッキングにおいて重要な測定項目となるのが心拍数です。よって「Xiaomi Smart Band 9の心拍数精度は高いのか?」と心配される方も多いのではないでしょうか?結論を申し上げると、心拍数の精度はかなり高いと思われます。

私は室内用のフィットネスバイクを所持しており、これを使うときはアームバンド型の心拍計(腕に巻くタイプ)を使っています。理由はフィットネスバイクを漕ぐ時は心拍計・ケイデンスセンサー・スピードセンサーをサイクルコンピュータに接続することで様々なデータを取ることが可能だからです。アームバンド型の心拍計は手首型の心拍計に比べて精度は高いと言われています。よって、アームバンド型心拍計とXiaomi Smart Band 9で測定した心拍数を比較すれば、Xiaomi Smart Band 9の心拍数精度がある程度判別可能です。と言うわけで、測定した結果は以下の通り。

↑アームバンド型心拍計で測定した心拍数

↑Xiaomi Smart Band 9で測定した心拍数

フィットネスバイクを1時間漕いだときの平均心拍数と最大心拍数はともに一致しています。また、フィットネスバイクを漕いでいる最中、Xiaomi Smart Band 9とサイクルコンピュータに表示されている心拍数を照らし合わせたりしましたが、ほぼ同じ数値を示していました。よって、Xiaomi Smart Band 9の心拍数精度はかなり高いと言えるでしょうね。

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血中酸素モニタリング

血中酸素レベルも任意のタイミングで測定可能です。終日トラッキングも可能で、私はこのモードで使っています。非睡眠時に血中酸素レベルが設定値を下回った場合に通知する血中酸素レベルアラートにも対応しています。

睡眠モニタリング

睡眠モニタリングのオプションとして、心拍数をモニタリングしてレム睡眠をトラッキングしたり、睡眠時の呼吸数をモニタリングすることができます。睡眠の質に関する色々なデータを測定できるのが面白いですね。

■ 昼寝も見逃さない!

睡眠モニタリングはわずかな昼寝も見逃しません。これが意外に便利。と言うのも、私は昔からショートスリーパー(短時間睡眠者)だと思い込んでいたのですが、短い睡眠時間だと日中眠くなることが定量的に分かったんですよね。具体的に言うと、睡眠時間が4時間くらいだと日中眠くなり、6~7時間眠れると非常にアクティブに活動できるんです。「睡眠時間」って言うと、夜寝てから朝起きるまでの時間だと思いがちですが、1日トータルで見ると何だかんだ言って6~7時間は寝ないとダメなんだなぁ~と痛感しました。

ストレスモニタリング

ストレスモニタリングも任意のタイミングで測定可能です。終日トラッキングも可能で、私はこのモードで使っています。ストレスレベルの推移が見れるのですが、私の場合はあまり変化が無いので面白味はありませんね。デイトレ(FX)で連敗していても、大きく変化しませんし(私が達観しているだけかもしれませんがw)。

月経周期リマインド

月経周期リマインドはアプリで情報を入力して使用します。

深呼吸トレーニング

深呼吸トレーニングは本体から操作します。ディスプレイに指示された通りに深呼吸するようですが、私は全く使っていません。

ヘルスケアトラッキング機能の比較

「Xiaomi Smart Band 9」「Xiaomi Smart Band 7」「Xiaomi Smart Band 9 Active」「Xiaomi Watch S3」に搭載されているヘルスケアトラッキング機能を比較します。

ヘルスケアトラッキング機能はスマートバンド・スマートウォッチの中でもメイン機能のひとつなので、グレードに関わらず搭載されている項目に大きな違いはありません。最廉価モデルのXiaomi Smart Band 9 Activeだけがストレス終日トラッキング・深呼吸トレーニング機能がありませんので、この機能を重要視する人は注意して下さい。

  • 「Xiaomi Smart Band 7」は2世代前のスマートバンド
  • Xiaomi Smart Band 9 ActiveはXiaomi製スマートバンドの最廉価モデル
  • 「Xiaomi Watch S3」はXiaomi製のウェアラブル端末の最上級モデルで分類上はスマートウォッチ

※以前は最上級モデルとして「Xiaomi Watch S1」が存在したが、現在は販売終了。

機能SB7SB9SB9AS3
日々の活動記録
心拍数測定
心拍数連続モニタリング
血中酸素レベル測定
血中酸素終日トラッキング
睡眠モニタリング
ストレスモニタリング
ストレス終日トラッキング×
月経周期
深呼吸×

運動トラッキング機能

運動トラッキング機能は、屋内・屋外問わず多種多様なトレーニングがサポートされており、その数なんと150以上。5ATMの防水性能も備えているので、水泳等のトレーニングにも使えます。ただしGPSは非搭載ですので、屋外トレーニングのコース記録にはスマホのGPSを使うことになります。スマホなしで屋外コースを記録したい人は注意して下さい。

私が主に使うモードは「屋内ウォーキング」と「屋内サイクリング」ですが、活動カロリー(運動で消費したカロリー)・合計カロリー(活動カロリー+安静時カロリー)・平均心拍数・心拍数の推移グラフ等の情報が得られます。

また、運動トラッキングデータは週・月・年単位で振り返ることが可能です。運動の種類に関しても、「すべて」だけでなく運動毎に確認することができます。運動のモチベーション維持にもつながりますね。

ランニングクリップで追加データをトラッキング可能

ランニングクリップ(別売り)を用いると、Mi Fitnessアプリを通して歩幅やケイデンス(歩数/分)など13項目のデータをトラッキング可能になります。

ランニングクリップはXiaomi Smart Band 8から採用されたオプションなのですが、それぞれ形状が若干違うためランニングクリップも専用設計になっています。よって、Xiaomi Smart Band 9用のランニングクリップをXiaomi Smart Band 8に使うことは推奨されていません。

ランニングクリップという名称ですが、挟み込む力で固定するタイプではなく、クリップによりできた空間に靴紐などを通して固定するタイプとなっています。よって、空間以上の大きさのものは挟むことができず固定できません。

ランニングクリップを用いて得ることができるトラッキングデータは以下の通りです。

  • 歩数
  • ストライド
  • ケイデンス(歩数/分)
  • ペース
  • 距離
  • ケイデンス・ペース比
  • 地面接触時間
  • 飛行時間
  • 飛行比率
  • 回内・回外運動
  • 足跡パターン
  • 衝撃力
  • ケイデンス(回転数/分)

■ ランニングクリップは他のウェアラブル端末と併用可能!

ランニングクリップを用いた場合、当然ながら心拍数を測定することができません。皮膚に接触させていませんからね。運動トラッキングにおいて、心拍数を測定できなことはちょっと不便ですよね。そんな場合は、ランニングクリップを用いた運動トラッキングに加え、他のウェアラブル端末で通常の運動トラッキングをすることが可能です。例えば、以下のような組み合わせで使うことができるのです。

  • Xiaomi Smart Band 9 → ランニングクリップ
  • Xiaomi Smart Band 9 Active → 手首に巻く

これなら心拍数も同時に計測されます。

 

便利機能

ここでは日常に使える便利な機能を抜粋して紹介したいと思います。

アプリ・着信通知

ペアリングしているスマホの着信の通知を受けたり、アプリの通知を受信することができます。スマホをバッグに入れて持ち歩いている人には非常に便利な機能ですね。通知はアプリ毎にカスタマイズ可能なので、受信するアプリを任意で選ぶことができます。

着信通知やアプリ通知はバイブで知らせてくれるのですが(オフにすることも可能)、着信通知とアプリ通知を判別したい人もいるかと思います。そのような場合はバイブレーションのパターンを変えることも可能です。バイブレーションを分けられる項目は以下の通りです。

  • 着信
  • タスクリマインダー
  • アラーム
  • 通知
  • スタンディング
  • 目標達成通知
  • イベント

スマホを探す

スマホをどこに置いたか分からなくなることってありませんか?そんなとき、Xiaomi Smart Band 9を操作してスマホを鳴らすことができます。スマホの設定がサイレント(着信音・バイブが共に無効)でも音がなりますので非常に便利です。

Xiaomi Smart Band 9はその逆、つまりスマホからXiaomi Smart Band 9本体を探す機能も搭載しています。Xiaomi Smart Band 9にはスピーカーが搭載されていませんので、バイブ機能で知らせるようになっています。

カメラシャッター

Xiaomi Smart Band 9からペアリングしているスマホカメラのシャッターを切ることができます。上の画像で「現在」と表示されていますが、これはディスプレイの白丸を押した瞬間にシャッターを切る設定となっています。この他、3秒後にシャッターを切る「3秒」モード、5秒後にシャッターを切る「5秒」モードも搭載しています。

この機能は「一部のモデルのみ対応」となっています。ちなみに、私が現在使っているメインスマホはAndroidの「Galaxy S20 5G」ですが、これはカメラシャッター機能が使えました。また、サブスマホである「iphone12 mini」でも同様にカメラシャッター機能が使えることを確認しています。

ストップウォッチ

ストップウォッチも搭載。ラップ計測も可能でラップ数はなんと99個!まぁ、そこまでの数が必要かどうか分かりませんが、多くあって困ることはないでしょう。また、Xiaomi Smart Band 9はバックグラウンド動作に対応。機種によっては対応していないものもありますので、これはありがたいですね。

タイマー

タイマー機能はプリセットされた時間を選ぶことで設定できる他、任意の時間を設定することも可能です(時間・分・秒をそれぞれ設定可能)。ただしバックグラウンド動作には対応しておらず、その点はちょっと使い勝手がよくありません。

アラーム

アラーム機能は時刻だけでなく、機能する曜日など細かい設定が可能です。設定した時刻になると振動で知らせてくれるのですが、これが意外に便利。「周りの人には分からない」という点が大きなメリットであり、目覚ましだけでなく、使える場面は多いと思います。

音楽コントロール

Xiaomi Smart Band 9からペアリングしているスマホで起動中の音楽・動画のコントロールが可能です。ワークアウト中にも使用できますので、音楽を聴きながら運動する人にとって良い機能だと思います。

便利機能の比較

「Xiaomi Smart Band 9」「Xiaomi Smart Band 7」「Xiaomi Smart Band 9 Active」「Xiaomi Watch S3」に搭載されている便利機能を比較します。便利機能は廉価グレードと上位グレードとの差が大きくなる傾向がありますが、必要と思われる機能はどの機種にも搭載されており、そこまで大差があるわけではありません。この辺は好感が持てますね。

また、最上位モデルである「Xiaomi Watch S3」だけは別格で、下の表に記載していないだけで搭載されている便利機能が格段に多くなっています。他の機種と異なり、スピーカーやマイク、GPS、電子コンパス、気圧計センサーなどを搭載していますからね。

機能SB7SB9SB9AS3
音楽コントロール
アラーム
タイマー〇※〇※〇※
ストップウォッチ〇※〇※
フラッシュライト
天気
スマホを探す
端末を探す×
世界時計×
カメラシャッター×

※バックグラウンド動作不可

文字盤

Xiaomi Smart Band 9では200以上の文字盤が用意されており、好きな文字盤を使用することが可能です。文字盤はアプリMi Fitnessから本体メモリーにインストールするのですが、インストール可能な文字盤数は「デフォルト文字盤1個+任意の文字盤10個」となります。本体メモリにインストールした文字盤はいつでも変更が可能。文字盤を10個インストールした状態から新たな文字盤をインストールしたい場合は、どれかを本体メモリーから削除する必要があります。これらはMi Fitnessから簡単に行えます。

それでは文字盤を一挙にご紹介します。

        


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バッテリー持続性能

気になるバッテリー持続性能ですが、公式HPには以下のよう記載されています(それぞれの使用条件も公式HPに記載されています)。

  • 通常使用時 21日間
  • AODモード(常時点灯) 9日間
  • ヘビーユースモード 6.6日間

私は以下の設定で使っているのですが、そのときのバッテリー持続性能は次ようになりました。

■ 設定

  • AOD(常時点灯) → OFF
  • 画面明るさ → 自動
  • 高精度な睡眠モニタリング → ON
  • 睡眠中の呼吸モニタリング → ON
  • ストレス終日モニタリング → ON
  • 血中酸素レベル終日トラッキング → ON
  • 心拍数連続モニタリング(1分) → ON
  • アプリ、着信通知 → ON
  • 運動トラッキング → 1時間の運動を2~3回(1日)
  • アラーム → 1件

■ バッテリー持続性能結果

私の使い方では余裕で2週間は持ちますね。設定的に言えば、私の使い方は公式HPに記載のある「通常使用時」と「AODモード(常時点灯)」の中間くらいであり、バッテリー持続性能もそのくらいの値に落ち着いています。

いずれにしてもバッテリーの持ちが良いのは有難いですね。このくらい持てば旅行や出張などにも対応できますし、出先で充電の心配がいらないのは楽ですからね。

いまいちポイント

私が個人的に思う、Xiaomi Smart Band 9のいまいちポイントは3つあります。

秒数表示がある文字盤が少ない

私は時計に秒数表示を求めるタイプなのですが、Xiaomi Smart Band 9で使える文字盤のほとんどは秒数表示がありません。たぶん数個ぐらいじゃないかな?しかも、その数個でさえ表示される時計がアナログタイプなので時計自体が見難かったりします。デジタルタイプで秒数表示するくらい簡単なことだと思うのですが、なかなか実装されないんですよね。この傾向はXiaomi Smart Band 7から続いているのですが、何とかなりませんかね。。。

Xiaomi Smart Band 9 Activeでは秒数表示のある文字盤が大幅に増えました!

ウォーキング測定データの改悪

Xiaomi Smart Band 7に比べ、ウォーキング測定データが改悪されています。

上の画像はXiaomi Smart Band 9で測定したデータです。運動カロリーに加え、ウォーキング時間・合計カロリー・平均BPM(心拍数)が表示されています。この画像にはありませんが、心拍数推移グラフも記録されています。

上の画像がXiaomi Smart Band 7で測定したデータです。こちらは歩行距離・ウォーキング時間・活動カロリー・平均速度・平均BPM(心拍数)・歩数が記録されています。これ以外には、心拍数推移グラフ・歩行速度推移グラフ・平均ケイデンス(歩/分)およびケイデンス推移グラフ・平均ストライド・最大ストライド・ストライド推移グラフも記録されます。

これを見て分かる通り、圧倒的にXiaomi Smart Band 7の方が得られる情報量が多いんですよね。Xiaomi Smart Band 7とXiaomi Smart Band 9はハードウェア的に大きな違いはありません。なぜ、こうなったのでしょうか?

答えは簡単で、Xiaomi Smart Band 9にランニングクリップを使ったモード(ペブルモード)が追加されたからです。ペブルモードで測定できる項目が非常に多いことは先に紹介した通りですが、実は手首に巻いた使い方でも得られる情報も結構あったんですよね。それらの情報をペブルモードに移行してしまったので、結果的に得られる情報量が少なくなったわけです。

う~ん。これはどうでしょうね。やっぱりメインの使い方は手首に巻いた状態だと思いますし、そこで得られる情報量が少ないのはちょっとね。せめて歩数や歩行距離くらいは残して欲しかったと思います。

■ ルームランナーは「トレッドミル」

ルームランナーを用いてウォーキングをやる場合、ワークアウトで「室内ウォーキング」ではなく、「トレッドミル」を選択すれば、細かいデータを測定することが可能です。

上の画像は「トレッドミル」で計測したデータです。具体的には、歩行距離・ウォーキング時間・活動カロリー・平均ペース・平均BPM(心拍数)・歩数・心拍数推移グラフ・平均ペースグラフ・平均ケイデンス(歩/分)およびケイデンス推移グラフ・平均ストライド・最大ストライド・ストライド推移グラフが計測されます。

また、計測された歩行距離とルームランナーに表示される歩行距離が明らかに異なる場合は歩行距離を修正・補正することも可能です。また、リマインダー機能もあり、距離毎や設定したペースや心拍数でお知らせすることもできます。

ランニングクリップは正直微妙

ランニングクリップを用いたペブルモードは正直微妙です。確かにバンドを外すのは簡単ですし、ランニングクリップに装着するのも簡単。でも、それでも面倒くさい・・・

さらに言えば、ペブルモードで使うと心拍数を測定できなくなります。日頃から運動をトラッキングしている人なら分かると思いますが、運動中の心拍数を測定できないのはかなり不便ですよね。運動する目的は人それぞれだと思いますが、その目的に沿った運動になっているかどうかを判断する手段のひとつが心拍数測定ですから。

まぁ、この機能は必ず使わなければならない機能ではありませんから、いまいちポイントとしては弱いんですけどね。

ちなみにペブルモードで「室内サイクリング(=フィットネスバイク)」は測定できません。ペブルモードは必ずアプリMi Fitnessから開始しなくてはいけないのですが、そもそも「室内サイクリング」という項目がありあせん。ただ「屋外サイクリング」があるので試しにやってみたのですが、やっぱりダメでした。「屋外サイクリング」は走行距離を測定し、そのためにペアリングしているスマホのGPSを利用するのですが、フィットネスバイクを漕いでいる状態では距離がカウントアップせず、いつまでたっても測定が始まりません。このような理由のため、フィットネスバイクでの利用は不可となります。

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まとめ

今回はXiaomi製スマートバンド「Xiaomi Smart Band 9」を徹底レビューしました。私がこのような端末に求めるものは、

  • 基本的なモニタリング性能(スペック)
  • 良い着け心地
  • 低価格

です。「スペック」は当然のこととして、24時間装着することを前提に考えると「良い着け心地」も必須項目。その点、Xiaomi Smart Band 9はスマートな形状&超軽量であり、着けているかどうか分からなくなるくらいですので文句はありません。

あと5,000円ちょっとで買える「低価格」もありがたいですね。このような端末を24時間装着しながら、常に傷つけないように生活することは難しいですし、低価格なら簡単に買い替えることも可能ですから。

「スマートな形状+超軽量+低価格=自己主張が弱いデザイン」と思われるかもしれませんが、逆に言えば老若男女問わず使える端末と言えますし、純正・社外品問わず交換バンド種類は豊富なので、個性を出すことも可能です。私の場合、「日常生活・ちょっとした外出 → スマートバンド」「おでかけ → Xiaomi Watch S3」と使い分けています♪

このような端末に興味がある・・・と思っているなら、とりあえず買って試してみるのもありだと思いますよ。

【Xiaomi Smart Band 9の良い点】

  • 見やすい1.62インチのAMOLEDディスプレイ
  • 60Hzのリフレッシュレートでヌルヌル動作
  • スマートな形状&超軽量で良い着け心地
  • 2週間は余裕で使えるバッテリー持続性能
  • 必要十分なヘルスケア&運動トラッキング機能
  • アプリ・着信通知機能をはじめとする便利機能
  • 5,000円ちょっとで買える低価格

【Xiaomi Smart Band 9のイマイチな点】

  • 文字盤に秒数表示があるものが少ない
  • Xiaomi Smart Band 7に比べてウォーキング測定データが改悪された
  • ランニングクリップを用いたペブルモードは正直面倒・・・

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