ミャンマー不動産投資を勧められた
私は以前、証券会社からミャンマー不動産投資をすすめられたことがあります。
当時の私は、ミャンマーの国内事情や政治情勢などほとんど知りませんでしたので『ミャンマーの不動産投資』と言われても、イメージが沸きませんでした。
一応話だけ聞くことになったのですが、その内容、特に利回りの高さに思わず噴いてしまいました。
それ以前にも、銀行から投資信託の勧誘は数多く受けており、投資内容や利回りなど細かく検討していた時期があります。
しかし当時の私はFXで利益をあげられるようになっていましたので、投資信託のリスクや利回りを考えると、メリットを感じず、全てお断りしていました。
ですので、投資信託の平均的な利回りは知っていたんです。
ミャンマー不動産投資の内容
ミャンマー不動産投資の運用内容は以下の通りです。
- 軍事政権が倒れ、民主化へ傾いたミャンマーは今後大きな経済発展を遂げる(最後のフロンティア)。
- これから発展する国だから不動産価格の高騰は必ず起こる。
- 現地のミャンマー人名義で不動産を購入する(ミャンマーの土地は国有なので、外国人は購入できかった(現在は新コンドミニアム法により条件次第で購入可能)。
- 不動産を運用して利益をあげる。
どう考えても怪しいでしょ(笑)
そもそも、これって名義貸しだろと。
高い利回りに思わず噴いた
最後に予定している利回りを見せてもらったのですが、これがビックリ!
思わず噴き出しましたよ。
確かに、高リスクな投資信託では利回りが数十%もあったりします。ただ利回り50%なんて、ほとんど見たことがありません。
私が知らないだけで、よくあるんですかね?
資産を増やす難しさ
この低金利時代に資産を増やすことはとても難しいことです。銀行に預けていても、ほとんど増えません。
資産運用のプロが集まるファンドだって、平均利回りは5%前後です。
そんな中、利回り50%ですよ。どれだけ高いリスクを取っているんでしょうね。
それでもやる人はやる
そんなミャンマー不動産投資でしたが、一口10万円からとのことでした。
多くの人がやっていますよ♪
なんて営業マンは言っていましたが、怪しいものです。
とは言っても『やる人もいそうだなぁ』と思ったことは確かです。
利回り50%ですから、1億円投資すれば5千万円のプラスが見込めます。でも、そんな大きなお金をつぎ込める人は少ないでしょう。
でも10万円ならそうでもありません。
怪しいと思っていても、競馬やパチンコ、宝くじを買うような感覚でやる人もいるんじゃないかと。
そう考えると、高い利回りと少ない投資金額は、普段投資活動をしない人にとっては魅力的に見えることもあると思うんですよね。
もし利回りが5%の場合、10万円投資して増えるお金は5000円です。
5000円を得るために、10万円を失うリスクは背負いたくない。
でも利回り50%なら、5万円を得る可能性がありますから、10万円を失うリスクを背負う価値がある、みないな。
まさにギャンブル的な考えなんでしょうが(笑)
当然断りました
そんなミャンマー不動産投資勧誘でしたが、当然私は断りました。
この証券会社について調べたところ、一応架空会社ではなく実在する会社だったようです。
断った後も、2度ほど電話をかけてきましたが、きっぱりと断りました。
もしryo様がご希望なら、当社スタッフと一緒にミャンマーに行ってもらうことも可能ですよ。
こんなことも言われましたが、本当なのか疑問ですよね。後で旅費を請求されそうですし。
正直、本当に詐欺なのかどうかは分かりません。実際利益をあげた人もいるかもしれませんしね。
ただ、納得できない投資や理解不能な投資はやる必要がありませんし、詐欺だと思って丁度良いと思いますけどね。
まぁ、今となってはネタとして買っておいても良かったかもしれませんが(笑)