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投資は相場を知らないとカモにされるだけ

投資一般
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FXのみならず、投資の世界には相場があります。

もっと言えば、どの世界にも相場がありますね。

 

野球でも『俺、打率8割だぜ』と言われても、野球を知らない人は『へ~そうなんだ』と思うだけで何も感じません。

でも野球に興味がある人なら『凄いな~』と思うか、『どうせ調子の良いときの”都合の良い”打率なんだろ』と思うでしょう。

 

投資の世界において、相場をある程度は知っていないとカモにされるだけです。

自分から進んで投資の世界に踏み込む人は、ある程度調べてから挑むと思います。

それに対し、甘い勧誘話に乗ってしまう人は相場を知っていないケースが多いと思います。

 

今でこそ減りましたが、昔は電話で投資の勧誘がありました。

私も色々話を聞いてきましたが、ほとんどが怪しい話ばかりです。

投資の内容は様々ですが、共通しているのは『利率が高い』ことです。

確かに、利率が低ければ乗る人は少なくなるでしょうから当然ですね。

 

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学資保険の相場

私の友人に子供が生まれて学資保険に入った話を聞きました。

ちなみにうちは学資保険に入っていません。

うちは長男が生まれたときに、あまり深く考えず学資保険に入ろうと考えていました。

話を進めて契約寸前まで行ったのですが、契約できませんでした。

 

生まれてすぐ、新生児黄疸がでて入院になったことが原因でした。

黄疸って言っても重篤なものではなく、問題ないことが判りましたが、それでも契約できなかったんです。

 

私は『逆に良い機会だ』と思い、学資保険について徹底的に調べました。

 

どんな投資でも目的を明確にしよう!

私は、学資保険に関し、徹底的に調べた結果、

学資保険に入る必要がない

と結論を出しました。

 

私が学資保険に入ろうとした目的は貯蓄でしたので、学資保険での運用はメリットよりデメリットが多いことが分かったんです。

ここでは詳細に触れませんが、子供用の資産を運用するために『資産増加とリスク回避』を考えると、到底ベストな方法とは思えません。

 

ただ、これは

・自分自身で資産運用できる人

・面倒だからやりたくない人

ではメリット・デメリットが変わってきますので、全ての人に当てはまる結論ではありません。

 

利回りの相場を知ろう!

友人が学資保険に入った話を聞いて、私は友人に『年利はどのくらいなの?』と質問しました。

すると、驚きの答えが。

10%くらいかな。

私はすぐに確信しました。

『年利』でなく『18年運用したときの返戻率』だと。

 

逆に年利10%だとすると、どれだけ高いリスクを背負った学資保険なんでしょうか?

 

この友人は決して頭が悪い人間ではなく、むしろ頭が良い方です。

でも投資の世界は『素人』なんですよね。

それは、話を聞いていると判るんです。

言い間違いなんかじゃなく、投資の世界におけるリターンの相場を知っていないからこそ出る、不自然な数字なんですよね。

 

相場成り立ちを知らないと意味はない

『相場を知る』と言ってもネットなどで、具体的な数値を拾っても意味はありません。

具体的な運用内容などを調べて、相場の成り立ちを知らなければダメなんです。

 

不動産投資もそうです。

たとえばアパート経営なんかは、投資にいくらかかるか算出して、家賃設定を周囲の相場から設定する。

その後にキャッシュフローを作成して、ある期間の運用利回りがどのくらいになるかを推定する必要があります。

 

でも、アパート経営を売り込みにくる営業の人は最初にこう言います。

固定資産税が安くなりますよ

相続税対策になりますよ。

これは、正確に言うと正しくありません。

間違った言い方なんですよ。

 

なぜなら条件が入っていないからです。

 

固定資産税が安くなるのは『土地』だけです。

新たに建てる建物にも固定資産税はかかりますので、その分増えることになります。

新築から3年は優遇されますが、4年目以降の固定資産税は高くなります。

 

相続税対策と言っても、借り入れをしてからすぐ亡くなれば効果が最大になりますが、そんなに都合良くはいきませんよね?

長期運用すれば借り入れ部分は減り、キャッシュが増えますので効果は減ります。

 

このように、条件によって効果に差があるのです。

 

賃貸経営において、固定資産税対策や相続税対策はスパイスのようなものです。

本筋は入居者にとって魅力的な物件を造り、利益がでるような運用をすることなんです。

 

近年、うちの近くでも新築アパートが沢山建っていますが、そこまで入居者の需要はありません。

それに立地を見ると、入居者に喜ばれる場所と言うより、土地所有者の都合的な面が色濃く感じられます。

 

土地は流動性が低い(換金性が悪い)のでオーナーの気持ちは分かりますが、『投資』としてみると『素人』が多いですね。

周囲の相場など関係なく、オーナーの都合でやっている物件は結構多いものです。

 

投資信託も利率がどうとか知ることも大事ですが、『何に投資して、何で利益を得ているのか』を知らないなんて論外です。

そんなことも知らなければリスクが何か分かりませんから。

 

聞いたこともない証券会社からの勧誘であれば警戒するかもしれませんが、大手銀行なら安心する人が多いのは、中身で判断しない人が多いからでしょうね。

 

投資はどこまで行っても自己責任

東日本大震災の後、電力株が売られました。

テレビのインビューで初老の男性が、

退職金のほとんどを電力株に当てていた。老後の生活に足しにするつもりだったのに・・・

と答えていました。

 

可哀想だと思いますが、私は同情はしません。

投資の世界なら普通にありえるからことだからです。

 

私は株式に関して無知ですが、『電力株神話』くらいは知っていました。

何せ国がバックにある企業ですからね。

 

でも、『退職金のほとんど』は問題が大有りです。

どんな神話があろうとも絶対じゃないんです。

どこまで行ってもリスクはつきものなんですよね。

 

そのリスクを知りながら、どこまでリスクを取るのかは個人個人が考えることですが、リスクに対し目をつぶっている状態なら、投資をすべきではありません。

 

これは昔も今も、そして将来も変わらないことだと思っています。

 

投資は人の生活を豊かにする可能性を秘めている反面、破滅させる可能性もあります。

それでも自己責任の世界なので、相場を知り、根拠を持ってやらないと後悔する可能性が高くなることは間違いないと思います。

 

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