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【2024年9月トレード収支】石破政権が発足。ドル円相場への影響はどうなる?

2024年
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2024年9月のトレード収支

  • スキャルピング + 1pips

(2024年トータル +29 pips)

2024年9月は6回トレードし、勝敗は3勝3敗、+1pipsでした。

9月のドル円相場は一時139.5円まで円高ドル安が進みましたが、あっさり140円台に戻りましたね。FRBが0.5%の利下げを決定したものの、今後の大幅な利下げには慎重な姿勢を示したことが影響したのでしょう。一方、日本では9月27日に自民党総裁選挙が行われ、決選投票を制した石破茂氏が第28代総裁に選出されると円高株安が一気に進み、ドル円市場は146.5円から142.0円まで4円も下げる事態になりました。

日足レベルで振り返るとドル円のボラは大きかったのですが、急激な動きによるものが多く、スキャルピングで入ることは難しかったですね。スキャルピングで勝つためにはボラの大きさは必要不可欠なのですが、ボラが大きすぎてもダメなんですよね。わずかなノイズで刈られるスキャルピングの場合、FX業者のスプレッド拡大と相まって危険性が爆上がりするからです。これらのリスクに立ち向かうためには明確な方向性が欲しいのですが、長期トレンドを形成するレベルではありませんでしたし。

それでもピンポイントで狙ってみたりしましたが、利のあるトレードは出来なったです。相場の方向感がそれなりに見えているときを攻めているつもりですが、結局のところは強いトレンドがあるわけではありませんので、ポジションを相場に委ねられないんですよね。経験上、このような場合はスプレッド分きっち負けることが多いのですが、今回は深追いしなくて正解だったと思っています。

9月の詳細な成績は以下の通りです。

  • 3勝3敗、勝率50.0%
  • +1pips
  • ペイオフレシオ 1.296
  • 運用資金に対する最大損失の割合 1%以下

バルサラの破産確率・・・0%

※下記リンク記事にバルサラの破産確率の説明、および破産確率表を記載してあります。ちにみにバルサラの破産確率が1%を超えると危険だと言われています。

 

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10月の展望

この記事を書いているのが10月7日。この間でもドル円市場はかなり動いています。「現在、追加利上げをするような環境にあるとは考えていない」と石破総理が語ると、ドル円市場は敏感に反応し円安ドル高に。10月4日に発表された米雇用統計が予想より強い内容だったことから、円安ドル高がさらに加速する展開になっており、150円超えを再び狙いそうな勢いとなっています。

この流れはしばらく続くのか?と考えると、少なくとも10月の間は続くんじゃないかなと私は思っています。そもそも石破総理は、以前から金融緩和の長期化による副作用を批判しており、いわゆる利上げ容認派とみられていました。だからこそ「石破ショック」が起こった訳ですが、それがいきなりの手のひら返し。最近の金融市場は「円高株安、円安株高」がトレンドですし、衆院選に向けて株安を嫌ったことによる修正措置だったことは明らかでしょう。と考えれば、政権サイドは少なくとも10月27日の衆院選までは円安株高を維持したいでしょうから、円高に振れるような発言は極端に少なくなることは想像に難しくありません。もちろんドル円相場は日本の都合だけで動く訳ではありませんから、アメリカ経済指標や大統領選の展望によって大きく動く可能性にも注意せねばなりません。

石破政権が発足しましたが、いきなり前途多難な展開になっていますね。発言が総理大臣就任前後で違っていることが多く、結果的に多くの批判を招きやすい状況を作り出してしまっています。経済的なことで言えば、利上げ容認・法人増税、金融所得課税の強化を主張していましたが、現在のところは鳴りを潜めており、本音がどこにあるか分かりません。次の衆院選の結果次第では石破降ろしが早速始まる可能性もありますし、そうでなくても政権運営に難をきたすかもしれません。これらを考慮すると、衆院選前後で経済対策が大きく変わるかもしれませんし、それに為替市場が振り回されることもあるでしょうね。

10月のトレード方針としてはロングが定石、と言いたいとこなんですが、スキャルピングの場合はそうでもないんですよね。数年前だと絶好の攻めるポイントだったものが、現在は通用しないことが多いんです。理由はFX業者が露骨にスプレッドを拡大するから。FX業者によって温度差はありますが、この傾向は全体的に強くなっています。よって、瞬間的に伸びる方向へフォローするだけのスキャルピングは現在では通用し難くなっているんですよね。伸びる量と拡大するスプレッドを同時に盛り込まないと思わぬ損失を被ってしまいます。10月も大きく動く可能性を秘めていますが、大胆さより慎重さを重視したトレードを心がけたいと思っています。

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